レアル・マドリーは6日にコパ・デル・レイ決勝オサスナ戦に臨み、2-1の勝利で9年ぶり通算20回目の優勝を果たした。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、自チームが同タイトル獲得にふさわしいことを強調している。
コパ・ベスト16でビジャレアル、ベスト8でアトレティコ・マドリー、ベスト4でバルセロナを下して決勝まで到達していたレアル・マドリーは、このオサスナとの試合をロドリゴの2ゴールで制して、アンチェロッティ監督が第一次政権を敷いていた2014年以来となる優勝を達成。イタリア人指揮官は試合後、スペイン『TVE』に対して次のような感想を述べている。
「私たちはコパ優勝に値した。決勝だけでなく、その道程を考えてもね。私たちは手強いライバルたちに勝ってきたんだ」
「私たちはどうにも止められないヴィニシウスとともに、立ち上がりを素晴らしいものとした。しかし、その後チームは落ち着きを失ってしまい、かなりナーバスな状態でハーフタイムを迎えている」
「このチームが唯一しなければいけないことは、フットボールをプレーする、ということだけなんだ。とにかく、見事にプレーできるのだから。そうできないとしたら、それは集中力の欠如などを意味している。後半、私たちうまく試合に入れず、一時追いつかれてしまったが、幸運にもロドリゴが流れを変えてくれたね」
2得点のロドリゴについては、「エレガント」な選手であると形容している。
「彼はとてもエレガントな選手であり、見事な動きを見せる。本当に素晴らしいことを成し遂げているね。その成長ぶりは凄まじいものがある」
マドリーは9日にチャンピオンズリーグ（CL）準決勝ファーストレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマンチェスター・シティ戦に臨む。アンチェロッティ監督はホームの利を生かす必要性を説いている。
「チーム、クラブ、ファンに感謝をしたい。私たちはこの2シーズンで獲得し得るすべてのタイトルを獲得した。これから火曜のCLの試合に向けた準備を進めていきたい」
「私たちは再び決勝に近づいている。そのためにあらゆる手を尽くすよ。シティ戦、ファーストレグは私たちが優位だ。12人対11人でプレーできるわけだからね」