21日のラ・リーガ第18節、レアル・マドリーは敵地メンディソロサでのアラベス戦を1-0で制した。
この試合の直前に行われたベティス対ジローナが1-1のドローで終了。マドリーはアラベスに勝利すれば、首位に立ってクリスマスバケーションを迎えることができる。アンチェロッティ監督はこのチャンスにGKケパ(ルニンはベンチ)、DFルーカス・バスケス、リュディガー、ナチョ、フラン・ガルシア、MFバルベルデ、クロース、モドリッチ、 ベリンガム、FWブラヒム・ディアス、ロドリゴをスタメンとして起用している。
前半、マドリーはクロース&モドリッチのゲームメイクからアラベスの守備を崩しにかかるが、彼らのファウルをも厭わぬ激しいプレスを前になかなかチャンスを生み出せない(主審はなかなかカードを提示しなかった)。得点の予感を感じさせたのは、バルベルデが2回にわたって放ったミドルシュートのみだった。対してアラベスはリオハ、サムがチャンスを迎えるもこちらも物にできず、試合はスコアレスのまま折り返す。
迎えた後半、54分に勝負を大きく左右する出来事が…。ナチョがサムのかかとを踏みつけ、VAR介入でオンフィールドレビューが行われた後、一発退場の判定を受けた。マドリーは数的不利となり、アンチェロッティ監督はモドリッチをチュアメニに代えてセンターバックを補充している。
10人となったマドリーはアラベスに攻め込まれる時間が増えたが、それでも個々の力で勝るためにポゼッション&速攻のどちらでもゴールを狙っていく。75分には速攻から左サイドを突破したロドリゴがそのまま内に切れ込んでシュートを放ったが、これは惜しくも枠の右に外れる。
アンチェロッティ監督は76分に2枚目の交代カードを切り、ブラヒムとの交代でホセルを入れて前線にタワー型ストライカーを配置。その後もゴールを奪うことができず、ついにアディショナルタイムを迎えたマドリーだったが、やはり彼らはこの時間帯、終了間際に強かった! クロースの左CKからペナルティーエリア内中央でフリーとなっていたルーカス・バスケスがヘディングシュートを放ち、これが枠内に収まって先制に成功した。
マドリーはその後、ロドリゴが負傷でプレー続行不可能となるアクシデントもありながら、1点リードを維持して試合終了のホイッスルを迎えた。マドリーは勝ち点を45としてジローナに並び、得失点差で首位に浮上してクリスマスバケーションを迎えている。




