R・マドリー入団会見に臨んだヨヴィッチ、口数少なく闘志を燃やす「ここでチャンスを生かす。生かせなければ自分の責任」

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Shinichiro Ema

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今夏の移籍市場でフランクフルトからレアル・マドリーに加入したFWルカ・ヨヴィッチが、12日にマドリーの入団発表に臨んだ。

昨季フランクフルトの公式戦39試合で25得点を決める活躍を披露し、数多くのビッグクラブから関心を持たれたヨヴィッチ。レアル・マドリーはこの人気銘柄を見事に射止め、フランクフルトに移籍金6500万ユーロを支払うこと獲得を決めた。

そうして迎えた入団発表で、レアル・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウには4500人のファンが集まり、ヨヴィッチを待ち受けた。まるで柔道家を思わせるような厚みある凄まじい体躯に、白いユニフォームをまとったセルビア人FWは、エンブレムにキスをするなどして、ファンを大いに沸かせている。

ヨヴィッチはその後に行われた記者会見で、真剣な顔つき、落ち着き払った語り口で、質問に対してリップサービスなしの率直な一言返しを決めていく。セルビア語で発せられる口数少ない言葉から浮かび上がってくる願望は、レアル・マドリーで居場所を勝ち取ること、プレーだけに集中することに集約されていた。

「世界最高のチームに来られて、とても満足している。マドリーからお呼びがかかって、すぐにそのオファーを受け入れた。これから、ただただプレーに集中できればいいと思う」

来季、ベンゼマのバックアッパーとしての役割を務めるとみられているヨヴィッチだが、選手本人はベンゼマと共存可能であるとの見解を示している。

「ベンゼマは世界最高のストライカーの一人だ。彼がここにやって来たとき、僕は11歳だったね。彼から多くのことを学べたらいいと考えている。思うに、僕とベンゼマは共存可能だ。だけどチームのために何がベストなのか、決定を下すのは監督となる」

「目標とするゴール数? 何ゴールを決めるかは考えていない。昨季の数字を繰り返せればいいが、とにかく全力を尽くすことだけを考える。そうすれば、ゴールはやって来る」

「チーム内競争? 競争は激しいだろうが、努力すればチャンスをつかめるはずだ。チャンスをつかんだら、それを生かしたい。生かせなれば、それは僕の責任に過ぎない」

ヨヴィッチはまた、子供の頃からレアル・マドリーのファンであったことを告白している。

「小さい頃、父の友人がマドリーのユニフォームをプレゼントしてくれたのは本当だ。自分は子供の頃からマドリーのファンだった。マドリーこそが世界最高のクラブなんだから」

その一方で、子供の頃のアイドルについて問われると、次のように返した。

「子供の頃のアイドルはロナウドだ。でも、今は誰もアイドルじゃない。僕たち全員が同業者であり、誰かを特別に持ち上げたくはない」

ヨヴィッチはこの入団発表で、背番号がプリントされていないユニフォームに袖を通した。何番をつけるかについて、興味はないようだ。

「フットボールは番号でプレーするわけではないし、重要なものではない。他クラブからのオファー? 僕は何も感知していない。それはマネージャーが取り扱うことだ」

その語り口や振る舞いから、武骨な印象もあるヨヴィッチだが、本人は自身の性格が「内気」と説明している。

「内気だとは言えるかもしれない。ただ、今はそんなことを話したくはない」

「今日、僕が唯一恐怖を感じたのは、ベルナベウのピッチに初めて立つときだった。でも、ファンは僕をしっかりと受け入れくれた。ファンが僕の名前を叫んでくれるに値するプレーを見せていきたい」

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