パリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督は、フランスの首都でのキャリア序盤に苦戦を強いられた新GKリュカ・シュヴァリエを熱烈に擁護した。
シュヴァリエは今夏、ジャンルイジ・ドンナルンマの後釜としてリールから高額移籍で加入。しかし、リーグ・アン王者であり、チャンピオンズリーグ王者でもある同チームでのこれまでのパフォーマンスは、批判の的となっている。前回のストラスブール戦では3-3の引き分けに終わった試合でのパフォーマンスについても批判を浴びた。
元ゴールキーパーのリオネル・シャルボニエは『RMCスポーツ』で「彼には今のカリスマ性がない。十分なプレーができていない。自分の仕事をしていない。最初のゴールは、最初は複雑なヘディングだと思ったが、分析してみると、彼は後ろに下がっていた。彼は後ろに下がるべきではなく、前に進むべきだ。彼は後手に回っているので、後ろに飛び込んでしまった。それではダメだ」と述べていた。
一方で、PSGのルイス・エンリケ監督は、GKを擁護する姿勢を鮮明に示している。チャンピオンズリーグを前に自身のゴールキーパーについて問われ、新加入のGKには非常に満足していると語った。
「リュカ・シュヴァリエには本当に満足している!私にとって彼は最高の選択肢の一つ、いや、まさに最高の選択肢だ。彼のパフォーマンスには非常に満足している。選手を獲得する際は、長い時間をかけて考える。シュヴァリエについて言えることは、彼の人柄と選手としてのレベルが気に入っているということだ。彼が今後何年もチームにとって非常に重要な存在になると確信している。それが私たちが選手に抱いている信頼だよ」
また、ルイス・エンリケ監督は、シュヴァリエとドンナルンマに対するメディアの扱いについても批判した。
「彼には個性があり、それを練習や試合で示してきたし、今もそれを見せている。ジジョ・ドンナルンマを何年批判していたか覚えていないと思うけど、私は完璧に覚えているよ!この4年間、君たちは彼を潰した。ジジョ・ドンナルンマをスポーツマンシップで潰したんだ。だからお願いだ…私がパリ・サンジェルマンの監督でなかった時でさえも。君がジジョ・ドンナルンマを批判していたことを、私はずっと感じていた。パリ・サンジェルマンのようなクラブのゴールキーパーであるなら、そのことを受け入れることを学ばなければならない」


