パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長は、FWキリアン・エンバペを巡る質問でスペインメディアに怒りを見せた。
22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節で、マンチェスター・シティと対戦したPSG。試合は後半開始早々に2点を許す展開となったものの、すぐさま追いつくことに成功すると、終盤にさらに2ゴールを奪い、4-2で逆転勝利を挙げた。
これで勝ち点を10まで伸ばし、プレーオフ出場圏内となる22位まで浮上したPSG。試合後、ミックスゾーンに登場したケライフィ会長はチームを称えている。『RMC Sport』が伝えた。
「心臓が止まりそうな試合だったが、チームを心から誇りに思う。リーグフェーズ突破が確実じゃない状況で、素晴らしい監督と選手を持つ、素晴らしいチームとの対戦だった。だが、自分たちも素晴らしいチームであると証明できたね。今日の主役はチームだ。全員が完璧だった。今日プレーした選手は、全員が10点満点だよ」
しかしこのインタビュー中、ケライフィ会長はスペインの番組『El Chiringuito』からエンバペについて質問を受けることに。すると「君はトラブルを狙っているんだな。私は私の選手について話しているんだ。私に質問するのであれば、私の選手について聞いてくれ」と厳しく叱責している。
なお、昨季まではエースとしてPSG歴代最多得点(256ゴール)を記録し、6度のリーグ・アン優勝を達成したエンバペ。しかし、昨季開幕直前に契約延長オプションを行使しないことを公言し、一時チームから外されることに。チーム復帰後はリーグ戦29試合で27ゴールを奪ってリーグ制覇に貢献したが、契約満了をもってフリーで退団し、レアル・マドリーに加入した。だが、給与の一部とボーナスが未払いであると主張し、PSG側との法廷闘争が続いている。




