Harry-Maguire(C)GettyImages

マグワイア母、息子への誹謗中傷に怒り「受けた仕打ちは“サッカー”を遥かに超えたもの」

イングランド代表DFハリー・マグワイアの母親は、息子に対する批判に「不名誉で、まったく容認できない」と怒りを露わにした。

所属するマンチェスター・ユナイテッドでは、昨季就任したエリック・テン・ハーグ監督の下で出場機会が激減しているマグワイア。それでもイングランド代表には招集され続けており、9月の活動ではスコットランド代表との親善試合には後半から出場した。しかし67分にオウンゴールを記録すると、現地サポーターからは強烈な批判や揶揄する声が大量に上がっている。

そんな中、マグワイアの母親であるゾーイ・マグワイアさんは、ここ最近の息子に対する周囲の反応に怒りを露わに。息子が受けた誹謗中傷に対して、自身のSNSを通してメッセージを発信した。

「母親として、息子が一部のファンや評論家、メディアから受けている否定的で罵詈雑言レベルのものを見るのは不名誉だ。クラブや国のために懸命に働いている人であろうとなかろうと、どのような人生を歩んでいようと、まったく容認できるものではない」

「私はいつものようにスタンドにいたが、何でもないことでこのようなことが起こるのは受け入れられない。フットボールの世界には浮き沈みがあり、ポジティブなこともネガティブなこともあるのは理解しているが、ハリーが受けた仕打ちは“フットボール”をはるかに超えたものだ」

「彼が経験していることを目の当たりにするのは、私にとっては良いことではない。将来、他の親や選手がこんな目に遭うのを見たくない。特に、今この瞬間から頭角を現している若い少年少女たちには。ハリーはとても大きな心の持ち主で、精神的に強く、他の人にはできないようなことにも対処できる。それは良いことだ。ただ、このような誹謗中傷は誰にもしてほしくない」

クラブや代表のサポーターから厳しい言葉を浴びているマグワイア。ここからピッチでどのようなパフォーマンスを見せることになるだろうか。

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