アーセナルは23日、クリスタル・パレスからエベレチ・エゼを獲得したことを発表した。
現在27歳のエゼは、2020年に加入したクリスタル・パレスで5シーズンにわたって公式戦169試合で40得点28アシストを記録。チームを牽引してきた。昨シーズンには鎌田大地らとともにクラブ悲願の初タイトルとなるFAカップ制覇を成し遂げるなど、近年の活躍が認められ、2023年にはイングランド代表デビューを飾り、ここまで11キャップを記録している。
そんなエゼは今夏、トッテナムの主要ターゲットとして名前が挙がり、トッテナムはクリスタル・パレスとエゼの両方と条件に合意していたと伝えられていた。しかし、アーセナルが水曜日にエゼ獲得の動きを見せたことで状況は急変。少年時代からのファンだったエゼは、アカデミー時代を過ごしたアーセナルへの復帰を選択した。
スポーティングディレクターのアンドレア・ベルタ氏はエゼについて「見事な技術的クオリティーを持つ創造的で爆発的な才能」と評し、ミケル・アルテタ監督も加入への喜びを語った。
「彼は力強くエキサイティングな選手で、我々の攻撃的な戦い方に新たな次元をもたらしてくれるだろう。選手としての才能と知性と同じくらい際立っているのは、今日の地位に到達するまでキャリアを通じて懸命に働いてきた姿勢だ。彼の歩み、メンタリティ、そして野心こそが我々がチームに求めるものであり、我々のクラブに加入することが彼と彼の家族にとってどれほど意味があることかを我々は愛している」
5-0の快勝に終わったプレミアリーグ第2節リーズ戦では、リラックスした様子のエゼがスタジアムに登場。アーセナルのシャツとジーンズを着てゆっくりと現れ、リーズ戦前にファンから熱狂的な歓迎を受けた。


