Jurgen-Klopp(C)GettyImages

得失点差により2位転落も優勝争いに目を向けるクロップ監督「最後の最後まで厄介な戦いになる」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、マンチェスター・ユナイテッドと2-2の引き分けに終わった後、プレミアリーグのタイトル争いにさらなる波乱が起こることを期待していると明かした。『ESPN』が伝えた。

リヴァプールは7日、プレミアリーグ第32節でマンチェスター・Uと対戦した。2位に2ポイント差をつけて週末を迎えたクロップ監督率いるリヴァプールは、マンチェスター・Uを相手に前半から支配して先制に成功。そのアドバンテージを維持するかに見えた。

しかし、後半に入りマンチェスター・Uがブルーノ・フェルナンデスとコビー・マイヌーの見事なゴールで逆転。リヴァプールはモハメド・サラーのPKで試合を振り出しに戻したが、勝ち越し点は奪えず、勝点1を得る結果となった。この結果、勝ち点では並んでいるものの、得失点差でアーセナルに首位を奪われることになった。

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試合後、クロップ監督は今後のタイトル争いについて「フットボールの試合にたくさん勝たなければならない」としつつ、自身の見解を口にした。

「今日のような試合はできない。これだけでは十分ではないんだ。絶対にダメだ。でも、分かっている。それでも、人間と一緒に仕事をするのであれば、得られるものを得るしかない。私は少年たちが(勝ち点3を)欲しがっているのを見た。今日は難しいアウェイゲームでトップチームを見た。多くのチームがマンチェスターにやってきて、みんな少しばかり気にしている。しかし、ここに来た私たちにとっては一つの試合だ。厄介だね」

プレミアリーグの順位表はどの程度重要なのかと聞かれ、クロップ監督は 「それは38試合後のことだ。38試合もすれば、それはとても重要なことだ」とした上で、「得失点差を追いかける必要があると言われるだろうが、それは目的ではない。試合に臨むにあたって、8ゴールを決めたいとは思わないだろう。僕たちは僕たちで、だからこそ競争に参加しているんだ。それでいい。最後の最後まで、とても厄介な戦いになることは分かっていた。僕たちはトップだったが、今はアーセナルだ。最終節が終わったら、そこに行きたいね」と優勝への思いを明かしている。

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