イギリス『スカイスポーツ』の解説陣が、今季のプレミアリーグ優勝争いについて分析している。
3日までに第14節を消化し、全体の1/3以上の日程が終了した今季のプレミアリーグ。今節勝利したアーセナル(勝ち点33)とリヴァプール(同31)がリーグを牽引し、トッテナムと引き分けた(3-3)王者マンチェスター・シティ(同30)が3位に転落、それをアストン・ヴィラ(同29)やトッテナム(同27)が追いかける状況になっている。
そして『スカイスポーツ』の解説陣は、マンチェスター・Cがトッテナムとの打ち合いの末に引き分けたことに注目。その上で、今季の優勝争いについて予想している。ジェイミー・キャラガー氏、ロイ・キーン氏はともに昨季250日近く首位を走ったアーセナルの経験を評価しているようだ。
キャラガー氏は、「これまでマン・シティがシーズン後半に猛追し、10~12試合に勝って他のチームを引き離す状況を何度も見てきた。だがおそらく、アーセナルはそれをすでに経験済みなので、その時にはより強くなるはずだ。そしてリヴァプールも、監督やチームの半数以上がそれを知っている。タイトルレースは3月か4月まで長引くかもしれない」と指摘した。
一方でキーン氏は、「私はマン・シティの優勝を疑い始めている。(プレミアリーグで)4連覇したチームがいないのは理由があるんだ。レベルを上げ続けること、野心と熱意を持ち続けることは難しく、ケガ人の発生やトッププレイヤーの退団もあるからね。私はアーセナルとリヴァプールに注目しているよ。特にアーセナルは、強さと(スカッドの)厚みがあるし、昨季の経験も備えているからね」とし、現在の首位と2位がタイトル争いを牽引すると予想した。
これから約1カ月で6試合を消化するプレミアリーグ。今季の優勝争いはどのような展開になるのだろうか。
