Wataru Endo Liverpool 2023-24Getty

クロップ監督、「遠藤にとってまたも災難だった(笑)」。2019年バルサ戦より「難しかった」逆転勝利に満面の笑み

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、劇的な試合の振り返りや、スタメンデビューを果たした日本代表MF遠藤航について言及した。

リヴァプールは27日に行われたプレミアリーグ第3節でニューカッスルと対戦。敵地での一戦は、25分にトレント・アレクサンダー=アーノルドがトラップミスで失点に絡んでしまい、さらに28分にはフィルジル・ファン・ダイクが一発退場となり数的不利に。だが、77分から途中出場したダルヴィン・ヌニェスがその4分後に同点弾を挙げると、アディショナルタイムにも同選手が逆転ゴールを流し込んでいる。

クロップ監督はそんな劇的逆転勝利後、満面の笑みで試合後のインタビューに対応した。1戦目の0-3を2戦目に4-0でひっくり返した19年のチャンピオンズリーグ準決勝のバルセロナ相手の逆転劇に比べて、「より難しかった」とし、「今日はあまり上手く試合に入り込めなかったし、レッドカードがあったからね」と説明。続けて、「だが、それから試合をコントロールでき、我々がコンパクトに守ったので、ニューカッスルも明らかにチャンス創出に苦しんでいた。本当にハードに戦ったので、ハーフタイムには(良い)フィーリングがあった」と強調した。

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アレクサンダー=アーノルドが6分と試合開始早々に受けた警告にも触れた同監督だが、ファン・ダイクの一発場の判定については「アクティブなコンタクトではなかった」など判定への疑問も口に。一方で、「今日はそれにより何かスペシャルなものを生み出すチャンスが与えられたかもしれない。11人対11人だったらそれがなかったかもしれない」と語ると、ファン・ダイクの心境について問われ、「彼(ファン・ダイク)はとても感謝しているよ(笑)。そうでなければね」と語った。そして、「でも今日はいくつかの美しいストーリーがあった。(ジャレル)クワンサが入ってきて、それもただの試合ではなく、とんでもない試合で途中出場したんだ(笑)。ジョー(ゴメス)は早い時間帯からプレーし、スーパーな試合を見せてくれた。本当に嬉しいことだ」とも続けている。

また、クロップ監督は前節ボーンマス戦でデビュー果たし、加入後の2試合で再び10人の戦いを経験することになった遠藤についても言及。「特に遠藤にとってはまたも災難だった(笑)。また10人になってしまったのだから。我々が(11人で)実際にやっていきたいことをまだ知らないだろう」と同情まじりに語った際、インタビュアーに「彼は10人でプレーするのが一つの戦略だと思っていませんか」と乗せられると、「絶対にそうだろう」と笑いながら返答。また、「それからマッカイ(アレクシス・マクアリスター)とドム(ドミニク・ショボスライ)は6番(の役割)としてスーパーだったし、ハーヴィー(エリオット)もね。モー(モハメド・サラー)はどれほどの試合を見せたのか」とメンバーたちを称賛し、「非常に難しかった。すると、時々こういったストーリーが生まれることがある。だから私はハッピーだが、11人で試合を終えることができ、それに勝てれば、それをもっと嬉しく思う」と話していた。

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