プレミアリーグの冬の移籍市場について、『The Athletic』が分析している。
先日幕を閉じたプレミアリーグ冬の移籍市場。『The Athletic』によると、今回のマーケット全体で選手獲得へ総額4億300万ポンド(約771億円)を費やした模様。これは1月の移籍市場としては過去3番目の投資額となったようだ。
そして、最も資金を投じたのはマンチェスター・シティ。四連覇中の王者だが、1月の移籍市場でオマル・マルムシュ、アブドゥコディル・フサノフ、ヴィトール・レイス、そしてニコ・ゴンザレスと4選手を獲得したが、移籍金の総額は約1億7800万ポンド(約341億円)に。これはリーグ全体の44%を占め、2位のウォルヴァーハンプトン(4200万ポンド)に4倍以上の差をつけてダントツの数字となっている。
またマンチェスター・Cは、1選手の獲得へ5000万ポンド(約96億円)以上を費やした唯一のクラブに。『The Athletic』は「通常は1月のビジネスを避ける傾向にあるが、投資額はプレッシャーと同時に高くなるのが常だ。クラブは移籍市場を通じて、シーズンを救おうとしている」とし、現在5位と苦戦が続いていることが原因だと指摘した。
一方で、リヴァプールやアーセナルをはじめ、8クラブが資金を一切投じず。マンチェスター・Cを除けば、リーグ全体の純支出(投じた移籍金-売却で得た資金)は8400万ポンド(約161億円)となっている。同メディアは「シティがいなければ、ビッグクラブの慎重さが徐々に浸透して市場がほぼ停滞している他のリーグと同じ程度だったはずだ」と分析している。
そして『The Athletic』は、「彼らが望まなかった理由で、2025年冬の移籍市場は“シティの移籍市場”として記憶されるだろう」と綴っている。
■プレミアリーグ冬の移籍市場での総支出額トップ5
1位:マンチェスター・シティ/1億7800万ポンド
2位:ウォルヴァーハンプトン/4200万ポンド
3位:ブライトン/4000万ポンド
4位:マンチェスター・ユナイテッド/3000万ポンド
5位:アストン・ヴィラ/2700万ポンド
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