ポルトのピント・ダ・コスタ会長は、イラン代表FWメフディ・タレミとの契約を更新できないことを明かした。
2020年からポルトガルの名門ポルトでプレーするタレミ。ここまでの3シーズン余りで公式戦163試合出場83ゴールをマークし、2021-22シーズンのプリメイラ・リーガ優勝などに貢献してきた。また、昨シーズンにはリーグ戦22ゴールを挙げて得点王を獲得。イラン代表としても活躍する同選手は、アジア屈指のセンターフォワードの1人としても評価されている。
今シーズンもチームの主力として公式戦16試合に出場して3ゴールを記録するタレミだが、現行契約は2024年夏までとなっている。そして、契約延長することなくシーズン終了後にポルトから退団することになりそうだ。
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ダ・コスタ会長は、ポルトガル『SIC』でのインタビューの中で「我々は現実的にならなければならない。タレミは年間1000万ユーロを稼げるオファーを受け入れなかった」と話し、冗談を交えながら同選手との契約更新が困難であることを明かした。
「紳士淑女のみなさん、タレミのために1000万ユーロ、それに加え税務局への1000万ユーロを私たちに与えてほしい。そうすればタレミとの契約を更新することができる」
またダ・コスタ会長は、今夏にミランからタレミ獲得に向けたオファーがあったことも明かし、「ミランはそのことについて話す価値すらないバカげたオファーで獲得を目指していた。契約解除金に近い金額ですらなかった」と語っている。