Michal Probierz Poland 06102025(C)Getty Images

レヴァンドフスキとの確執で辞任…ポーランド代表監督「代表チームのためにこれが最善の決断だと判断」

ポーランド代表のミハウ・プロビエシュ監督は12日、ポーランドサッカー協会の公式ウェブサイトを通じて辞任を発表した。

プロビエシュ監督は先日、FWロベルト・レヴァンドフスキに代表主将の座を剥奪する決定を伝え、代わってピオトル・ジエリンスキを新キャプテンに任命すると通告していた。バルセロナに所属し、同国最多となる158キャップ・85ゴールを誇るレヴァンドフスキはその後、6月のインターナショナルウィークでの代表招集に応じないこと、今後プロビエシュ監督の下ではプレーしないことをSNS上で宣言していた。

レヴァンドフスキは『SportoweFakty』の取材で先日、キャプテンマークを剥奪するという電話について「まったく予想していなかった。会話は数分で終わった。その直後に情報がネットに流れ始め、家族に何が起きたかを伝える時間すらなかった」と言及。また、「問題はキャプテンマークに関する決定そのものではなく、僕とのコミュニケーションのあり方だ」と苦言を呈し、プロビエシュ体制下では今後プレーしない決断に至った理由を説明していた。

そして両者の確執の末、2023年9月からポーランド代表を率いてきた指揮官は辞任を決断。「現状を考えると、代表チームのためにこれが最善の決断だと判断した。この職務は私の夢の実現であり、人生最大の名誉だった」とコメントしている。

なお、ポーランド代表はレヴァンドフスキ不在のなか、10日に敵地で行われたワールドカップ欧州予選第4節でフィンランド代表に1-2で敗戦。グループGでは首位フィンランド、2位オランダを追う形で現在3位につけている。

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