アーセナルは、レヴァークーゼンに所属するエクアドル代表DFピエロ・インカピエの獲得に乗り出しているようだ。ドイツ誌『キッカー』は、両クラブが現在交渉中だと伝えている。
23歳のエクアドル代表DFインカピエ。2021年夏にアルゼンチンのCAタジェレスからレヴァークーゼンに加入すると、これまで公式戦合計116試合に出場し、2023-24シーズンにはクラブ史上初のブンデスリーガ優勝とDFBポカール制覇の2冠に大きく貢献した。
そんなインカピエは、昨年12月にレヴァークーゼンと2029年までの新契約を締結しているが、その契約には今夏6500万ユーロ(約111億8000万円)で行使可能なバイアウト条項が盛り込まれているという。しかし『キッカー』によれば、アーセナルはインカピエに強い関心を示す一方で、バイアウト条項の満額の支払いはなるべく避けたい考え。値下げ交渉を試みているようだ。一方で同誌は、今夏に数多くの主力流出を強いられているレヴァークーゼンが、アーセナルからの要求に応じることは考えにくいとしている。
なお、インカピエ自身は23日に行われたホッフェンハイム戦後、サポーターの前で涙を流した。これは1-2の敗戦ではなく、移籍が迫っていることが理由とみられている。
