パルマは26日、所属する日本代表GK鈴木彩艶の活躍について、クラブ公式サイト上で伝え、称賛した。
日本代表は20日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節でバーレーン代表と対戦。2-0で勝利して、開催国(カナダ、メキシコ、アメリカ)を除く世界最速で本大会の出場権を獲得した。鈴木が所属するパルマは、日本代表のW杯行きを伝えると共に、守護神を称えている。「パルマは、ザイオン・スズキが2026年W杯出場権を獲得したセリエAで1人目の選手となったことを誇らしく思っている。ゴールを許さずにクリーンシート2回を記録した日本人GKにとって、すばらしい喜びだ」とつづったうえで、鈴木の言葉を伝えた。
「代表チームで栄えある目標を達成して非常に幸せです。こ2試合を可能な限り最善の形で飾り、いまはヴェローナとのリーグ戦での次戦に集中しています。今シーズン、チームとして、クラブとして達成したい大きな目標があります。ヴェローナの次戦から準備をしておきたいです」
パルマは、そんな鈴木について「ピッチでの日々の取り組みでは、あらゆる細部に注意を払い、カンピオーネ(王者)のメンタリティで成長してきた」と紹介。「やること全てにおいて、完璧を求めていて、GKコーチや、同僚GKのエドアルド・コルヴィやリチャード・マルコーニとハードトレーニングに取り組んでいるが、彼の自己犠牲の精神を明確に示すものだ」と称えた。
またパルマにおいて「日本代表選手は、自身の才能と決意で急速にファンの心をつかみ取った」ことも振り返り、「彼は加入直後から自身の価値を示していた。そしてパルマにとって重要な存在になった」と強調している。
最後に、パルマGKのスタッツにも言及。エリア内からのシュートのセーブ数がセリエA第2位であることを挙げ、「エリア内で60本の決定的なセーブを見せ、セリエAのGKの順位表で64本のヴァニャ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチに次ぐ2位だ」、「彼の計り知れないポテンシャルや日々の努力を証明するような継続的な成長だ」と称賛した。また「GKの継続的な進化を示すもう一つのデータ」としてパルマの前線へのパスの本数にも言及。パルマのチャンスメイクへの貢献にも賛辞を贈った。
