zion-suzuki(C)Getty Images

パルマGK鈴木彩艶の来季以降の去就は?「ポテンシャルを踏まえると…」現地の見解は?

パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶らセリエAの守護神たちの来シーズン以降の去就について、イタリアのサッカー情報サイト『TUTTOmercatoWEB』が27日、特集記事を組んで分析を行った。

シーズンが終盤に差し掛かる中、イタリアのサッカー専門サイトは、「セリエAの20人の正GKの将来」を特集。「今シーズンのセリエAの20人の正GKに、どんな将来が待っているのか?」と今後の去就を予想し、パルマに所属する日本代表GKの鈴木にも見解を示した。

22歳の日本代表守護神は、昨夏にシント=トロイデン(STVV)からパルマへ移籍。ベテランGKレアンドロ・チチソラ(冬の移籍市場でスペツィアへ移籍)とのポジション争いを制してレギュラーに定着した。ここまで、出場停止となったウディネーゼ戦を除く、セリエA28試合に出場し、クリーンシートを4回達成。『Transfermarkt』上の市場価値は、STVV所属時の昨年6月の250万ユーロ(約4.1億円)から、1400万ユーロ(約23億円)へとうなぎ上りに上昇した。

そんな鈴木の去就について「日本人GKの将来で唯一の不透明な点は、パルマの残留に関してだ」と指摘。セリエA第29節終了時点で、降格圏と3ポイント差の17位につける所属チームの状況を挙げた。

その上で「もしエミリア(パルマの拠点があるエミリア地方のこと)勢がセリエAに残留できれば、2002年生まれのGKはもう1年エミリアに残るだろう」と予想している。パルマは、鈴木と2029年6月末までの契約を結ぶが、「あと1シーズン。その後はどうだろうか。彼のポテンシャルを踏まえると、それ以上、引き留めることは複雑になるだろう」との見解を示した。

■ビッグクラブの守護神の行方は?

このほか、セリエAのビッグクラブの守護神を巡っては、インテルのヤン・ゾマーやユヴェントスのミケーレ・ディ・グレゴーリオが来シーズンも正GKを務めると予想。一方、ミランのマイク・メニャンやローマのミレ・スヴィラルは、契約延長で合意に至れなければ、退団の可能性もあることを指摘した。また昨夏に1年契約+延長OPでフィオレンティーナに加入したダヴィド・デ・ヘアについては、「まもなく、そのOPが発動されるだろう。来シーズンも彼が正GKとなることに疑いはない」と主張している。

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