強豪ラツィオを相手に好セーブを見せて活躍したパルマの日本代表GK鈴木彩艶について、イタリア紙が2日、高く評価した。
鈴木が所属する昇格組のパルマは1日、今シーズン好調のラツィオと対戦。序盤にデニス・マンの先制点でリードに成功すると、日本代表GKを中心に強豪の攻撃を跳ね返し、終始リードを保って3-1と勝利した。
ビッグセーブを見せてパルマを救った鈴木は、イタリアの主要スポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』においても、高い評価を受けている。同紙は、チーム内最高評価となった19歳のチュニジアの逸材アナス・ハジ・モハメドらの「7.5」に次ぐ、「7」の高得点をパルマ守護神につけている。
寸評では「(アレッシオ)ロマニョーリと(ルーム)チャウナへの対処において、単純に決定的だった」と称賛。「飛び出しや攻撃への切り替えにおいては素晴らしかった」と賛辞をつけ加えた。
同紙はまた、試合の総評を掲載した記事において、「拍手に値するパフォーマンスだった」とパルマを絶賛。「(デニス・)マンの印(ゴール)やスズキの最上級のセーブ、若きハジ・モハメドの傑作ゴール、そして(エンリコ)デルプラートの勝利のギャロップは、大切に記憶するべきシーンだ」と述べ、ラツィオ撃破の功労者の1人に22歳GKを挙げている。「スズキは飛び出しやゴール前で完璧だった。彼が届かない時は、(ボトンド)バログ、続いてヴァレーリが対処し、ゴールライン上でチームを救った」と味方のサポートにも触れた。


