Zion-Suzuki(C)GettyImages

パルマ、GK鈴木彩艶の獲得へ合意は近日中に?クラブSDも「ワールドクラス」と期待

パルマは、近日中にシント=トロイデン(STVV)に所属する21歳GK鈴木彩艶の獲得で合意に至る可能性があるようだ。イタリア人著名ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が、11日に自身の公式サイトで報じた。

3年ぶりのセリエAに挑む昇格組のパルマは今夏、GKの補強に乗り出しており、STVVに所属する鈴木への関心が報道。地元紙『パルマ・トゥデイ』は先日、パルマ側が4年契約(+1年の延長オプション)の提示を準備していることを伝えていたが、イタリアの移籍市場に詳しいディ・マルツィオ記者は「パルマはザイオン・スズキに関して近日中に完結するつもり」であり、「2002年生まれの選手の獲得に近い」と伝えた。

また、その背景として、鈴木の所属先のSTVVがベンフィカからGK小久保玲央ブライアンを完全移籍で獲得したことを挙げ、「クラブには現在、GKが4人いるため、ザイオン・スズキのパルマ移籍にゴーサインを出す可能性がある」と述べている。

さらに、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』は11日、パルマ行きが囁かれる候補の中で、唯一実現する可能性がある選手が鈴木であると主張。移籍金については「激しい争奪戦により、獲得には700万ユーロ(約12億円)ほど必要になる」との見解を示した。パルマではこれまでアルゼンチンGKレアンドロ・チチソラが正GKを務めていたが、同紙は「パルマはチチソラがセリエAにおいてレギュラーを務められないとの判断を下し」、「少なくともGK1人を獲得するだろう」と指摘。鈴木獲りへ動いた舞台裏に言及した。

なお、鈴木を巡っては、9日にパルマのマウロ・ペデルツォーリSD(スポーツディレクター)が会見の場で言及。「スズキについては、彼の年齢を考慮すればワールドクラスのGKと言える。技術面で卓越していて、欧州やそれ以外でも高い評価を受けて求められている選手だ。我々に近づいているとされるのが嬉しく思える名前だ」と語り、鈴木に対する評価を明かした。

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