2025-02-16-parma-fabio-pecchia(C)Getty images

「多くの若手がプレーするパルマは誇りだった」成績不振で解任も…ペッキアが誇り

元パルマ指揮官のファビオ・ペッキア氏が24日、2023-24シーズンのパンキーナ・ダルジェント(セリエB最優秀監督賞)を受賞した際、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで古巣などについて語った。

2022年夏にパルマの指揮官に就任すると、昨シーズンにチームをセリエB優勝へと導いたペッキア氏。今シーズンも日本代表GK鈴木彩艶らが加入したチームで指揮を執り、セリエAに臨んだが、若手主体のチームはイタリア最高峰のリーグで残留争いを強いられるなど苦戦。そしてペッキア氏は、2月16日のローマ戦終了後に解任されている。

「カルチョを作り上げ、明確なアイデンティティーを築くためには時間がかかるが、昨シーズンはそれを示すことができた。今シーズンもセリエAにおいて、少なくとも私がいた時は、多くの若手がプレーするパルマというアイディアが誇りに思えた」

「クラブが(解任の)決断を下すのは妥当であり、決断を下された側は受け入れるのが妥当だ。最初の目標は、ヨーロッパで3番目に若いチームを育てながら明確なカルチョをプレーして残留を目指すことだった。クラブやファン、そして特に選手たちに対し、目標を達成できるよう願っている」

続いて元パルマ指揮官は、ユヴェントス指揮官の座を解任されたばかりのチアゴ・モッタ氏に言及。「ユーヴェは強いクラブで、プレッシャーがある。だが人を攻撃して度を超すようなことがあれば、限度が必要だ。チアゴ・モッタは昨シーズン、ボローニャで極めて素晴らしい仕事をした」と語った。また、ユーヴェ新指揮官となった自身の元チームメートでもあるイゴール・トゥードル氏には「元同僚のイゴールが実力を発揮し、チームを後押しできるよう願っている」とエールを送った。

最後にペッキア氏は、パンキーナドーロ特別賞を受賞したカルロ・アンチェロッティ監督に賛辞を贈った。

「アンチェロッティは並外れている。私にとって素晴らしいインスピレーションになる。人との関係、選手たちとの関係においては、まず何よりも人間的な面が先であり、技術や戦術などプロフェッショナルな面は後になるというアイディアは素晴らしい」

広告