rihito-yamamoto(C)Getty Images

U-23日本代表、パリ五輪連勝でGS突破決定!山本理仁の2試合連続弾が決勝点

パリ五輪グループステージ第2節が行われ、U-23日本代表はU-23マリ代表と対戦した。

勝利すればグループステージ突破が決まる日本は初戦パラグアイ戦から先発を3人変更。DF木村誠二、負傷したFW平河悠、2得点のMF三戸舜介に代えて、DF西尾隆矢、MF荒木遼太郎、バックアップメンバーのMF山田楓喜が起用された。

日本は序盤からボールを持ち、押し込むシーンを作るが、最初の決定機はマリ。11分、左サイドからディアラがドリブルで運ぶと、左足で強烈なシュート。ニアを突いたボールはGK小久保玲央ブライアンが足で弾いてコーナーキックに。直後のCKでもヘディングシュートを許すが、日本DFがブロックして事なきを得た。

日本は左サイドの斉藤光毅、荒木遼太郎を起点に攻める。なかなか決定機こそ生み出せないものの、徐々にボール保持の時間を増やしていく。34分には斉藤がカットインからミドルシュートを放つが、DFのブロックに遭う。37分にもハイプレスによるショートカウンターから藤田譲瑠チマがスルーパス。しかし、抜け出した荒木はギリギリでボールを収められず、チャンスを逃す。

前半終了間際、ディオマンデがエリア外から強烈なミドルシュートを放つ。無回転気味のボールが日本ゴールを強襲するが、小久保が片手で弾いた。スコアレスでハーフタイムを迎えると、後半へ両チームともに交代はなし。後半開始早々、斉藤が左から小さくカットインして右足を振り抜く。しかし、至近距離でディオマンデにブロックされた。

56分にはマリの速攻からディアラがスルーパスに抜け出す。懸命に戻った高井幸大がギリギリで対処し、シュートは許さない。ディアラは倒れてPKをアピールしたものの、笛は鳴らなかった。直後、日本は斉藤に代えて藤尾翔太、荒木に代えて三戸舜介を投入する。

62分、マリは縦パスを入れると、受けたディアラが左へ流れながらシュート。ゴール右を突いたが、小久保がまたも好セーブを見せてしのぐ。71分にもセットプレーからドゥンビアが頭に当てて日本ゴールへ。しかし、左ポストに直撃し、日本は肝を冷やす。

76分には日本にも決定機。細谷真大が右サイドのハーフスペースを抜け出し、低い弾道のクロス。しかし、中央の三戸は軸足に当ててしまい、大きなチャンスを活かせない。

それでも、ついに日本が先制点をつかむ。細谷が右サイドで強さを見せて突破しクロス。途中出場の佐藤恵允が合わせると、GKが弾く。こぼれ球を山本理仁が体で押し込み、ついに均衡を破った。

しかし、アディショナルタイムにセットプレーからマリが決定機。ディアキテのミドルシュートがブロックに入った川崎颯太の腕に当たり、VARでPK判定に。左を狙ったドゥンビアのキックはゴール左へ外れ、小久保も読み切る。日本は最大のピンチをしのぎ、1-0と勝利。パリ五輪連勝で準々決勝進出を決めた。

広告
0