パルメイラスは、バルセロナからヴィロール・ロケを獲得したことを発表した。
アトレチコ・パラナエンセで大活躍して2023年3月に18歳でブラジル代表デビューを飾ったロケ。現在レアル・マドリーでプレーするエンドリッキと比較されたりと、大きな注目を集めた同選手は、2024年1月に3500万ユーロ(約55億円)でバルセロナに移籍した。
スペインの名門バルセロナの新ストライカーになることが期待されたロケだが、公式戦16試合でわずかに2ゴールにとどまり、定位置確保にも至らず。期待を裏切る結果となってしまった同選手は、昨夏にラ・リーガのライバルであるベティスに期限付きで加入したが、結果を残すことに苦労していた。
そんなロケだが、今冬の移籍市場では母国ブラジルのパルメイラスからの関心が届く。しかし、すでに移籍市場が閉幕していたことからラ・リーガはベティスとの期限付き移籍を打ち切り、一旦バルセロナに選手登録し、その後売却するという過程を進めることが困難なことからこの移籍を認めず、破談に終わっったと一時報じられていた。
それでも、国際サッカー連盟(FIFA)がこの移籍を認める決定を下したことで、ロケはバルセロナからパルメイラスに移籍することが同選手の20歳の誕生日である28日に決定。なお、両者は2029年までの4年契約を結び、移籍金は2500万ユーロ(約39億円)に上ると伝えられている。
スペインの地で苦しんだロケは、パルメイラス加入を受けて「パルメイラスの一員になれてとてもうれしい。緊張感のある日々で僕や家族にとって不安しかなかったけど、幸いにもすべてが上手く行った。ブラジルの偉大な王者のユニフォームを着られることは光栄だ。移籍のニュースが出始めてから、ファンからのメッセージを受け取った。パルメイラスを助けるためにピッチに立つことが待ち切れない」と喜びを語った。




