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RB大宮アルディージャの初陣は劇的勝利!クロップ氏見守る中土壇場弾で白星発進

明治安田J2リーグ開幕節が行われ、RB大宮アルディージャはホームにモンテディオ山形を迎えた。

レッドブルが株式を取得したことで、昨年10月から正式にレッドブルグループの仲間入りを果たした大宮。チーム名も「RB大宮アルディージャ」となり、チームカラーに変更はなかったものの、エンブレムは従来のものから大きく変更となっている。

開幕戦ではレッドブルのグローバルフットボール責任者としての仕事をスタートさせたユルゲン・クロップ氏も来場。キックインセレモニーを行った名将も見守る一戦で大宮は昨季から主力である杉本健勇、小島幹敏らに加え、9番ファビアン・ゴンザレスや新10番の豊川雄太がスタメンに入った。

前線で強さと存在感を見せたのがファビアン・ゴンザレス。9分には右からのスルーパスに抜け出しクロス。GKにブロックされるも、危険なシーンを作り出した。しかし次第に、巧みなポジションを取る土居聖真を起点に山形がボールを持つようになり、敵陣でボールを回していく。26分には、右からのクロスにイサカ・ゼインが頭で合わせるが、惜しくもゴール上へ外れる。

35分にはカウンターから杉本が起点となり小島へ。持ち運んで左の泉柊椰へ渡ると、左足でニアを狙うもポストに嫌われた。前半終了間際には負傷したゴンザレスに代わって藤井一志が入った。45分にはようやくゴール前で持てた杉本が右足を振り抜くが、枠内に飛んだシュートはGKがセーブした。

前半をスコアレスで折り返すと、先手を取ったのはRB大宮。左からのCKに濱田水輝が頭で合わせ、新生大宮の記念すべき初ゴールを挙げた。59分にも二列目から飛び出した小島が決定的なチャンスを迎えるが、左足のシュートは枠上へと外した。

後半も山形がボールを支配。中央で髙江麗央が巧みにボールを動かしつつ、イサカ・ゼインのスルーパスに左サイドのディサロ燦シルヴァーノが抜け出す。クロスをGK笠原昂史が弾くと、こぼれ球を土居聖真が押し込んだ。

77分には大宮に決定機。右サイドの連携から藤井が抜け出す。切り返して左足でシュートを放つが、GKベルが見事な反応で弾き出した。直後に大宮は杉本に代わってカプリーニらが入っている。

すると終了間際、ラストプレーでコーナーキックから藤井が押し込んで勝ち越し。大宮が2-1と初戦を勝利で飾っている。

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