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「人間の目にはわからない。つま先の短いスパイクを履いていれば…」細谷真大の得点取り消しに西メディアが見解

パリ・オリンピック準々決勝、U-23スペイン代表vsU-23日本代表戦について、スペインメディア『as』が振り返った。

2日にパルク・オリンピック・リヨンで優勝候補の一角と激突したU-23日本代表。11分にフェルミン・ロペスの強烈なシュートで失点すると、前半の内に細谷真大がネットを揺らすが、VARレビューの結果ゴールは取り消しに。すると後半にも2失点を喫し、0-3で敗れて敗退が決定している。

そしてこの一戦について、『as』は「星の王子さま、フェルミン」と題して2ゴールを挙げたフェルミン・ロペスを絶賛しつつ、「星の王子さまの作者、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが生まれた街リヨンで、スペインはフェルミン・ロペスを正当な後継者に任命した」とバルセロナMFを称えている。

さらに同メディアは、細谷のゴールが取り消されたシーンについて言及。「リードした後のスペインはすぐに気を緩め、日本がプレッシャーを強めてスペインを自陣へ押し込み始めた」としつつ、以下のように指摘した。

「40分、ラ・ロヒータは半自動オフサイドシステムで失点を免れた。細谷はクバルシを抑えながらエリア内でターンしてネットを揺らした。日本代表選手のつま先がボールを受けた時にDFのスパイクよりも数ミリ前にあったようだが、これは人間の目にはわからない。彼がつま先の短い別のスパイクを履いていれば、試合は1-1でハーフタイムを迎えていたはずだ。もしくは数分後のアディショナルタイム、細谷がゴール前6ヤードの距離でヘッドをポストに当ててしまった時、もう少し狙いを定めていれば……という可能性もあった。スペインにとっては最悪の時間帯で、前半終了を告げる笛は彼らにとって栄光の鐘のようだった」

U-23日本代表を破って準決勝に進んだU-23スペイン代表は、5日に決勝進出をかけてU-23モロッコ代表と激突する。

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