パリ五輪の男子サッカー競技は、24日に開幕を迎えた。
開会式に先駆けて24日に行われている男子サッカーの開幕戦。最も早いキックオフ時間では、グループCのU-23ウズベキスタン代表vsU-23スペイン代表、グループBのU-23アルゼンチン代表vsU-23モロッコ代表が行われた。
ウズベキスタンvsスペインでは、優勝候補の一角であるスペインが29分に左サイドからのFKでアベル・ルイスが頭でフリックしたボールをマルク・プビルが押し込んで先制。しかし、前半ATにボックス内でパウ・クバルシがムハンマドコディル・ハムラリエフを倒したとして、VARオンフィールドレビューの末にPKの判定に。キッカーを務めたエルドル・ショムロドフが沈めて試合を振り出しに戻す。
後半に入ると、59分にボックス左へのスルーパスに走り込んだアイマール・オロスがアボスベク・ファイズラエフに倒されてPKの判定。しかし、キッカーのセルヒオ・ゴメスによるシュートはアブドゥバヒド・ネマトフに阻まれる。それでも62分、左サイドからの折り返しに反応したS・ゴメスがネットを揺らして追加点とする。
以降はスコアが動かずに試合が終了し、スペインが2-1で白星発進とした。
また、アルゼンチンvsモロッコでは前半ATにアクラフ・ハキミのアシストからソフィアン・ラヒミが先制弾をマーク。後半も51分のPKからS・ラヒミがこの日2点目をきっちりと沈める。
追うアルゼンチンは54分の交代でジュリアーノ・シメオネを投入。すると68分、そのG・シメオネが反撃弾を浴びせる。その後、荒れ模様の試合では長時間のATがとられると、106分にアルゼンチンの波状攻撃からクリスティアン・メディーナが頭で押し込む。
アルゼンチンの同点弾直後に笛が吹かれ、観客がなだれ込むとともに終了したかに思われた試合だったが、オリンピック公式サイトによれば時間をおいて再開。メディーナの得点はオフサイドだったとして取り消しとなり、アルゼンチンは1-2で敗れている。
