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56年ぶりメダル目指すU-23日本代表、パリ五輪で白星発進! 前半の一発レッドで10人のパラグアイに5発圧勝

U-23日本代表は現地時間24日、パリ五輪グループステージ第1節でU-23パラグアイ代表と対戦し、5-0で勝利した。

1968年メキシコ大会の銅メダル以来56年ぶりのメダルを目指す大岩剛監督率いる日本が、パラグアイと相まみえた。先発にはGKに小久保玲央ブライアン、最終ラインに木村誠二、高井幸大、関根大輝、大畑歩夢を起用。中盤に藤田譲瑠チマ、山本理仁、三戸舜介を配し、前線には細谷真大、斉藤光毅、平河悠を並べた。

序盤、日本は5分にCKからニアサイドで合わせた関根大輝がGKのセーブを強いる枠内へのヘディングシュートを放つチャンスを創出。良い入りを見せると、18分に先制する。ボックス左奥に侵入した大畑が折り返しのボールを入れると、これをニアサイドで受けた三戸がトラップから右足を振る。鋭いシュートをニアのゴール左に突き刺し、日本に先制点をもたらした。

先手を取った日本は、続く25分にさらなるアドバンテージを手にする。パラグアイMFビエラが平河悠の足首を足裏で踏みつける形になると、これがVARのオンフィールドレビューの結果、一発レッドカード判定に。日本が早い時間帯で数的有利を手にした。

しかし、34分には日本に懸念。足裏で踏まれた平河がピッチに座り込んで交代を要求。自ら歩けない様子で、担架でピッチを後にした。大岩監督は代わりに佐藤恵允を投入。その佐藤は前半アディショナルタイムにゴール正面で好機を得たが、放ったシュートはコースが甘くGKにセーブされた。

迎えた後半、日本は56分にCKから際どいシュートを浴びて冷や汗をかくも、63分には追加点を奪取する。ボックス左での鋭い仕掛けでDFをかわした斉藤が左足でクロス。ファーサイドで合わせた三戸がこの日2ゴール目となるヘディングシュートを突き刺し、スコアを2-0とした。

さらに勢いづいた日本は、69分に3点目を奪う。右サイドからの折り返しの流れからペナルティアーク左の山本が左足を一閃。ミドルシュートを突き刺して3-0とした。

その後、選手を入れ替えつつ進めた日本は大畑の中途半端なバックパスから危険な場面もつくられたが、81分には荒木遼太郎のFKから途中出場の藤尾翔太がヘディング弾を決めて4-0に。さらに藤尾は82分にも細谷のパスからゴール前に抜け出して2ゴール目をマークした。

そのままパラグアイを完封して5-0の圧勝でパリ五輪白星スタートを決めた日本はこの後、日本時間28日の4時キックオフの第2節でU-23マリ代表と対戦する。

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