現地時間11日、イングランド・FAカップは3回戦が行われ、三笘薫の所属するブライトンは敵地キャロウ・ロードでノリッジと対戦した。
リーグ戦4試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いているブライトン。リーグとは異なるFAカップで心機一転、久々の勝利を手にしたい中、ベンチスタートが続いてた三笘が公式戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
フォーソンに左ポスト直撃のミドルシュートを浴びるなど、ヒヤッとした場面を作られたブライトンだが、徐々にボール保持で上回り、ノリッジゴールへと迫っていく。
19分、右サイドを突破したミンテの折り返しをルターが押し込むも、これはDFがブロック。さらに22分、左サイドを突破した三笘が深くえぐって折り返し、ルターが押し込むも再びDFにブロックされた。
なかなか決定機が作れずにいたブライトンだが、37分にようやく均衡を破る。右サイドでミンテからのパスを受けたフェルトマンがダイレクトでクロスを上げると、ゴール前のルターが頭でゴール右へと叩きつけた。
さらにアディショナルタイム、カウンターからミンテのパスをエリア内右で受けたルターが右足でシュート。ブロックしようとスライディングしたドイルの足に当たってコースの変わったシュートが決まり、ブライトンが2-0とリードして試合を折り返した。
後半もブライトンがペースを握ると、60分に左サイドでボールを奪ったエンシソがエリア内に運び、角度のない位置から右のポストに当ててゴールを決め、ブライトンが3-0とリードを広げた。
試合を決定づけたブライトンは63分にルターとエンシソを下げてグルダとウェルベックを投入。さらに71分、ミンテとウェブスターを下げ、これがトップデビューとなるマッコンヴィル、そして負傷から14カ月ぶりの復帰を果たしたマーチを投入する。
すると直後の74分、グルダのスルーパスをエリア内右に走り込んだマーチが左足ダイレクトでゴール左隅へと沈め、2023年8月19日のウォルヴァーハンプトン戦以来となるゴールを挙げた。
マーチの復帰弾で勝利を決定づけたブライトンは、その後も主導権を渡さず。クリーンシートで公式戦9試合ぶりの勝利を手にし、FAカップ4回戦へと駒を進めた。三笘も得点こそなかったものの、久々の先発、そしてフル出場で勝利に貢献している。
■試合結果
ノリッジ 0-4 ブライトン
■得点者
ブライトン:ルター(37分、45+2分)、エンシソ(60分)、マーチ(74分)