ブラジル代表OBのリバウド氏は、母国の“後輩”であるFWネイマールとFWヴィニシウス・ジュニオールについて言及した。
2026年ワールドカップ南米予選を突破し、本大会の出場権を獲得したブラジル代表。しかし、今回の予選を通しての勝率「52％」は歴代最悪の成績に。最終的に予選を5位で突破したものの、厳しい声も上がっている。しかし2002年大会の優勝メンバーであるリバウド氏は、『Betfair』で「カルロ・アンチェロッティの到着で、多くのことが過去になった。今は誰もが新たな監督のこと、新たなチーム編成に注目している」としつつ、「（本大会へ）100％の状態で挑むはずだ」と本大会での躍進を期待している。
またリバウド氏は、歴代最多得点記録を持つネイマールについて言及。今年1月に古巣サントスへ復帰を果たした33歳FWだが、チームがブラジレイロ・セリエAで16位と降格の危機に瀕する中でなかなかコンディションが上がっておらず、1カ月以上ノーゴールが続いている。さらに9月の代表活動では、アンチェロッティ監督が「技術的な判断。彼の才能を否定する人は誰もいないが、フィジカルコンディションを重要視している」と説明するなど、招集外に。本大会への出場を危ぶむ声も上がっていた。
それでもリバウド氏は、「彼はワールドカップに出場する。来月の開催でも出場するだろう。確かに100％の状態ではないが、私やロナウドも100％じゃない状態でワールドカップに出場したんだ……そして我々はリカバリーし、素晴らしい大会になったね」とし、自身の2002年大会の成功を例に上げつつ、メンバー入りを確実視している。
さらにリバウド氏は、ヴィニシウスについてもコメント。今季から指揮を執るシャビ・アロンソ監督の下で公式戦5試合中2試合でベンチスタートになっているが、「これは罰ではない。ヴィニのベストを引き出すための選択だ。彼がさらに成長するためのプランであり、その成果は現れている」としつつ、以下のように続けた。
「シャビは偉大な選手であり、偉大な監督だ。ヴィニのような選手が何を考えているのか、そしてどのように役割を調整すべきかを理解している。常に選手のベストを最大限引き出す方法を完璧に理解しているんだよ」