元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は、移籍騒動に揺れるアレクサンデル・イサクとヨアネ・ウィサについて語った。
今夏の移籍市場で去就に注目の集まるイサク。リヴァプールへの移籍を熱望しており、これまでプレシーズンツアーを欠席した他、プレミアリーグ開幕戦も欠場している。先日には「約束が破られ、信頼が失われたとき、関係性は続けられない」としてニューカッスルを非難する声明を発表。これに対してクラブ側も反論する声明を発表したほか、個人練習を命じるなど、両者の関係性は破綻状態となっている。
これを受け、現役時代にエヴァートンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したルーニー氏は、イギリス『BBC』で「私がニューカッスルの選手であれば、イサクには帰ってきてほしくない。退団を望んでいるとしても、それ相応のやり方があると思う」と話し、自身の考えを続けた。
「ストライキなんてできないはずだ。トレーニングに姿を現さなかったり、チームメイトとの練習を拒否することもね。退団したいかどうかにかかわらず、チームメイトのためにトレーニングしないといけないし、必要な時のために準備しないといけない」
「ニューカッスルにイサクの帰る場所があるとは思わない。起こり得ることだとは思うけど、このような選手たちが帰ってくることを受け入れるなんてできないと思う。私がイサクのチームメイトなら、彼の復帰を望んだりはしないね。もちろん、クラブに移籍を懇願することはできるし、クラブが退団を通達することだってあるけど、プロフェッショナルでなければならない。一緒にプレーしてきた友人がいて、応援するために大金を払っているファンがいる。ただ投げ出すことなんてできないはずだ。1度でもそのようなことがあれば、同じことを繰り返すだろう」
また、ニューカッスルからの関心が届く中、移籍を希望して自身のソーシャルメディアからブレントフォードに関するものすべてを消去したウィサに対しても苦言を呈し、両選手への批判を続けた。
「ウィサはイサクよりも悪い状況にあると思う。ウィサはクラブのフォローを外し、選手としての成長を助けてくれたクラブの写真を消去した」
「彼らは子供みたいだと思う。もしくは、代理人から最悪のアドバイスを受けているかもね。今は多くの選手たちが父や兄弟を代理人にしている。時折、正しいことや正しい判断が必ずしも選手本人の視点から出てくるわけではない。ここ数日の彼らの振る舞いを見るのはとても残念だ」




