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現地時間21日、EURO2024はグループステージ第2節が行われ、グループDではフランス代表とオランダ代表が対戦した。
初戦でオーストリア代表を1-0で下したフランスだが、エースにして主将のエンバペが鼻を骨折し、この試合ではベンチからのスタート。テュラム、グリーズマン、デンベレを前線に並べ、カンテ、ラビオ、チュアメニが中盤で起用された。
一方、ポーランド代表に逆転勝ちを収めたオランダは、初戦のスタメンからフェールマンに代えてフリンポンを先発起用。すると開始早々、そのフリンポンがスピードあるドリブルで仕掛けて最初のシュートを放つ。これはGKメニャンがかろうじて触ってゴール左へとわずかに外れた。
フランスもグリーズマンの強烈なミドルシュートで反撃すると、14分にはエリア内でDFを背にしてボールをキープしたテュラムのヒールパスにラビオが抜け出し決定機。自らシュートも打てる状況でより確実な横へのラストパスを選択するも、グリーズマンへのパスは若干ずれ、体勢を崩して押し込めず。さらにはエリア内左に侵入したカンテの折り返しをグリーズマンが左足で狙うも、ゴール左へとわずかに外れた。
立て続けの決定機を逸したフランスに対し、オランダは16分、左サイドでボールを受けたガクポのカットインシュートはゴール右でGKメニャンがファインセーブ。その後もオランダが高い位置でフランスからボールを奪う場面が目立ち、35分にはボールを奪ったシャビ・シモンズがそのまま仕掛けてシュートまで持ち込んだ。
拮抗した展開のまま0-0で迎えた後半、またもフランスに決定機が訪れる。65分、チュアメニのパスをテュラムがヒールで流すと、エリア内に侵入したデンベレが呼応するもアケがブロック。このこぼれ球を拾ったカンテがダイレクトでゴール前にスルーパスを送ると、走り込んだグリーズマンが受けるが、トラップが上手く行かず、バランスを崩して左足で放ったシュートはGKフェルブルッヘンがかろうじて触ってCKへと逃れた。
後半はやや押し込まれる展開となっていたオランダだが、迎えた69分、エリア内左でボールを受けたメンフィスが鋭い反転シュートを放つも、これはGKメニャンが反応しはじき返す。このこぼれ球をX・シモンズがボレーで押し込みオランダが均衡を破ったかに思われたが、これはオフサイドポジションにいたダンフリースがボールには触っていないもののGKメニャンのプレーに影響したとしてオフサイドによりノーゴールとなった。
73分、オランダはX・シモンズ、フリンポン、スハウテンに代えてヘールトロイダ、フェールマン、ワイナルドゥムを投入し、79分にはメンフィスに代えてヴェグホルストを投入。フランスも75分にテュラムとデンベレを下げてジルーとコマンを投入し勝負に出る。
フランスがボールを保持し、オランダが耐えてカウンターを狙う構図が続くが、それぞれ初戦で勝ち点3を手にしていることもあり、終盤はそこまでリスクを冒さず。最後までゴールは生まれず、互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
グループステージ第3節は24日に行われ、フランスはポーランドと、オランダはオーストリアと対戦する。
■試合結果
オランダ 0-0 フランス
