NECナイメヘンのディック・スロイデル監督は、PSVからの関心の届く佐野航大の去就についてコメントした。
2023年に加入したNECで注目を集める佐野。特に今シーズンは、エールディヴィジ4位と健闘を続けるチームの中でリーグ戦17試合すべてにフル出場してピッチ上で輝きを放っている。これを受け、先日にはオランダの強豪PSVからの関心が届き、フェネルバフチェ移籍に近づくヨエイ・フェールマンの代役になるのではないかと注目されている。
去就に注目の集まる佐野についてスロイデル監督は『ForzaNEC』で「彼がこのようなパフォーマンスを続ければ、彼が夏に移籍するのを想像できる。でも、私が彼なら、今はもう少しここで学ぶことを選ぶだろう」と話し、2026年ワールドカップ(W杯)に日本代表として出場するためにもNECでプレーを続けることが賢明であると主張した。
「仮に他クラブに行けば、ベンチを温めるだけになるかもしれない。彼がこのようなプレーを続けていれば、W杯に行くだろう。これらが彼が考慮する必要のある2つのことだ。彼の兄はブンデスリーガでプレーしていて、コウダイは兄のほうがかなりフィットネスが良く、フィジカル面で強靭だとも言っている。次のステップに進むために彼はこのことについて一生懸命取り組んでいる」
スロイデル監督は、佐野にはまだ改善の余地があるとも語っている。
「彼はまだ成長できると思う。少し不可解のように聞こえるかもしれないが、彼が誤った判断をした場面やマークの相手を逃がしてしまった場面がたくさんある。例えば(アヤックス戦の)最初の失点の場面がそうだった。我々は彼とともに日々取り組んでいる。先週に分析するためにダルコ・ネヤスミッチと1対1をやった。テルスターにいくつかの危険な場面を作られた一部の責任があったと思う」



