NECナイメヘンのテクニカルディレクターを務めるカルロス・アルバース氏は、塩貝健人の去就について語った。
昨夏に特別指定選手としてプレーしていた横浜F・マリノスからオランダのNECに加入した塩貝。3月に20歳になったばかりの同選手は、小川航基や佐野航大を擁するチームで短い出場時間ではあるものの、公式戦28試合に出場し、2月に移籍後初ゴールをマークするなど公式戦5ゴールを記録した。
この活躍を受け、塩貝に対してはFIFAクラブワールドカップ(CWC)2025に出場するオーストリアの強豪ザルツブルクからの関心が届く。450万ユーロ(約7億5800万円)の移籍金で移籍に迫ったと伝えられていたが、メディカルチェックで負傷が判明。CWC出場への影響が出ることから、ザルツブルク移籍は破談となった。
アルバース氏はオランダ『ESPN』で塩貝のザルツブルク移籍が破談になったことについて「クラブワールドカップ終了後にもう一度連絡があるだろうが、どうなるか私にはわからない。ケントは来週トレーニング場に戻ってくる。長期的な負傷の可能性はまったくない。彼は私たちと一緒に準備を開始する。どのようになるかはこれからわかることだ」とコメント。
さらに、今夏の移籍市場については「(ユセフ)エル・カチャティが加入し、コウキ・オガワもいる。私には水晶玉はないし、明日には私たちの他の選手に対しての関心が届くかもしれない。これが移籍市場であり、9月1日にはより多くのことがわかるだろう」と予想した。


