Osimhen Napoli Al AhliGetty

行き場失うオシムヘン、中東移籍話に代理人「バロンドール8位は遠くへ発送する小包ではない」

ナポリは、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンのアル・アハリへの売却に前向きな姿勢を示しているが、選手の代理人が中東への移籍に懸念を示した。

今夏、アントニオ・コンテを新監督に迎えて再出発したナポリは、オシムヘンの売却を検討する一方で、新指揮官が熱望するFWロメル・ルカクの獲得を進めてきた。だが、ベルギー代表FWのナポリ行きが現実的となる中、ナイジェリア代表FWは行き場を失いつつある。

オシムヘンを巡っては、これまでにPSG(パリ・サンジェルマン)やチェルシー、アーセナルなどからの関心が囁かれてきたが、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長の希望を満たすオファーは舞い込まず、移籍期限が迫っている。

そんな中、サウジアラビアのアル・アハリからナポリ会長の条件を満たす7000万ユーロ(約113億円)のオファーが届いたが、25歳のナイジェリアFWは中東行きに難色を示した。オシムヘンの代理人を務めるロベルト・カレンダ氏は26日、自身のX(旧ツイッター)を更新。選手の意向を代弁した。

「オシムヘンはナポリの選手であり、最近、お互いが満足して契約も更新した。彼はナポリで歴史を刻んできた選手だ。今年も含めて、重要なオファーが舞い込んだ時、われわれは常にクラブの決断を受け入れてきた」

「すでに伝えた通り、彼は新たな預言者を迎えるスペースを空けるために、遠くへと発送する小包ではない。ヴィクターは、アフリカ年間最優秀選手賞を受賞した選手で、バロンドールでは8位だった。まだヨーロッパでやるべきことはたくさんある。リスペクトとバランスが必要だ」

なお、イタリアメディア『スカイスポーツ』は、今夏、多くのクラブがオシムヘンに関心を寄せた中で、アル・アハリのオファーが唯一の具体的なオファーであると指摘。今後、サウジアラビアのクラブがオシムヘンの年俸に関して提示額を引き上げるかどうかに注目している。また、ルカクを巡っては、ナポリとチェルシーが移籍金や再売却益の配分などで合意に至った一方、現在、肖像権について議論を行っていることを伝えた。

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