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板倉滉の獲得迫る…ナポリ、会長が強烈ラブコール「日本人が大好き。頭の中で一番」

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が10日、新シーズンのユニフォーム発表会見に出席した際、補強候補とされるボルシアMGの日本代表DF板倉滉に言及した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』などメディア各紙が伝えている。

昨シーズンは、ルチアーノ・スパレッティの下、リーグ戦で独走して33年ぶり3度目の悲願のスクデットを獲得したナポリ。デ・ラウレンティス会長はプレシーズンの活動開始を前に、スポンサーであるMSCのクルーズ船上で新ユニフォーム発表会見を行った。

「長年にわたって犠牲を払い、戦ってきた末のスクデットは、解放の証のように感じる。『我々もいるんだ』という気持ちでやってきたが、それが報われた。そしてセリエA王者となったことで、世界へ進出するナポリブランドへのポットライトがさらに強まった」

■日本人選手の獲得に夢中のナポリ会長

ナポリ会長は、かねてよりナポリブランドのアジア市場での拡大を念頭に置いており、今夏の移籍市場では、日本人選手の獲得を明言。現在は、バイエルン・ミュンヘンへ移籍する韓国代表DFキム・ミンジェの後釜として板倉の獲得の可能性が囁かれている。日本代表DFとの交渉も報じられる中、イタリア人映画プロデューサーが自身の考えを明かした。日本人選手へのラブコールを送りつつ、キムと同一のクオリティを期待する声に釘を刺した。

「日本のことが私の頭の中でトップを占めている。問題は、我々が託したいポジションに一致する選手を見つけることだ。もういない選手やいなくなる選手と同一のクオリティを求めようとするような間違いは犯してはならない」

「まったく同じ選手を求めようとすると、苦い思いをするものだ。そもそも同じ選手など存在しない。選手はそれぞれ、異なる能力や特徴を持ち、それが違いを作り出すものだからね。私はずいぶん前から言っているように、日本人選手が大好きだ。韓国人選手が退団するなら、日本人選手を獲得するつもりだ。MSCにとっても、日本は戦略的な場所だ」

「ただ、どのポジションの選手を獲得するべきか、チームメートと機能する特徴の選手かどうかを見極める必要がある。私は4-2-3-1へ移行するのではなく、4-3-3のシステムを続けて欲しいと思っている。ナポリの中盤は最強であり、その最強のままであるべきだ。中盤が最強なら、守備も上手く機能するはずだからね」

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