スロバキア代表指揮官のフランチェスコ・カルツォーナが20日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューで古巣ナポリなどについて語った。
過去にマウリツィオ・サッリやルチアーノ・スパレッティ指揮下のナポリで、アシスタントコーチを務めたカルツォーナ。すると今季は2度の監督交代の末、2月からナポリの指揮官に就任することに。シーズン終了までスロバキア代表監督との兼任で職務をこなした。
現在はEURO2024(ユーロ2024)で指揮を執るカルツォーナは、今季セリエA王者として開幕を迎えながらも10位と成績が低迷したナポリにおいて、多くの選手が退団を望むような状況に直面していた模様。特に最近では、ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアの代理人が移籍希望を明言するなど、大きな注目を集めていた。カルツォーナはクヴァラツヘリアについて「私はほとんど時間がなく、チームの急務がある中で、こうした選手個人の問題に関わることはなかったよ」と質問をかわしている。
だが元ナポリ指揮官は、ジョージア代表FWが「今後トッププレーヤーとなるために何が必要か」を問われると、自身の見解を示した。現在の欠点を修正できれば、バロンドール受賞も可能であると太鼓判を押している。
「彼に何が足りないか? それは今回のEUROにおいても、みんなが目にしていることだろう。クオリティのある選手の多くが、非保持の際もアクティブに組織的にプレーに参加している。ところがクヴァラは時々しか参加していない。それからゴールから30メートルの位置において、もっとうまくシュートを打てるようにならなければならない。そして中盤でより生産的になることだ。この3つの点を修正できれば、バロンドールを受賞できると確信している」
ナポリはカルツォーナの後任として、過去にユヴェントスやインテルでスクデットを獲得したアントニオ・コンテが監督に就任した。しかし現地では、名物会長のデ・ラウレンティス氏との間で衝突が発生する懸念も伝えられている。だが元指揮官は、以下のように語った。
「いや、会長は私に対して常に模範的な振る舞いだったよ。質問をして情報を求めることはあっても、決して干渉することはなかった。チームと面会する際には許可を求めていて、後で何を話したのかを説明していた」
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