Nakata GFXGOAL

29歳で現役引退…中田英寿氏はどんな選手として記憶されたい?「ジダンのような美しいプレーが好き」

元日本代表MF中田英寿氏が『The Athletic』のインタビューに応じ、引退後の活動などについて語った。

日本サッカーの先駆者の一人である中田氏。現役時代はセリエAやプレミアリーグでプレーし、日本代表としても3度のワールドカップに出場した。しかし、2006年のドイツ・ワールドカップのブラジル戦を最後に、29歳にして現役引退を発表している。

そして『The Athletic』のインタビューで「サッカー人生を振り返った時、どんな選手として記憶されたい?」との質問に対し、中田氏はこう語る。

「ジネディーヌ・ジダンのような美しいプレーが好きなんです。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールでなくてもいい。僕はエレガントなものが好きで、サッカーだけでなく、人生においてもそうなんです。美しい服、美しい建築、デザイン、景色など、エレガントで美しいものが好きですね」

現役を退いた中田氏だが、引退直後に3年間ノンストップで世界中を旅している。そして「日本文化にどっぷり浸かりたい」との思いで帰国し、日本酒に魅了されたという。

「日本酒は日本でしか造られていません。当時、日本食のシーンは世界的に知られるようになっていましたが、日本酒については僕を含めて誰も知りませんでした。だから日本文化の一部でもある日本酒を知るいい機会だと思ったんです」

引退した当初は「多くの人から『まだプレーできるじゃないか』とか『サッカー業界で働いて、コーチにでもなったらどうだ』と言われました」という中田氏。だが、こうも続けた。

「でも、僕はできることを選んでやっているんじゃない。やりたいからやっているんです。好きなことをやる。ファッションが好きならファッションをやる。他の文化が好きなら、他の文化をやる。日本酒が好きなら日本酒をやるということです。情熱のためにやっています」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0