JFA(日本サッカー協会)は26日、5月30日(金)と6月2日(月)にサンパウロ(ブラジル)にて、なでしこジャパン(女子日本代表)と女子ブラジル代表の対戦が決定したことを発表した。
昨年末就任したニルス・ニールセン新監督体制では、2月に行われたシービリーブスカップ2025で大会初優勝を飾っていたなでしこジャパン。今月頭の新体制国内初戦となったコロンビア戦はドローに終わったが、今後へ向けて強豪国との強化試合が決定している。
JFAの発表によると、5月30日(金)と6月2日(月)にサンパウロ(ブラジル)で女子ブラジル代表と激突。キックオフ時間は決まっていない。FIFAランキング8位の強豪とのアウェイゲームへ向け、ニルス・ニールセン監督は以下のように意気込んだ。
「ブラジルは私たちと同じく世界のトップチームの一つで、今回の対戦が本当に楽しみです。両チームとも最近アメリカに勝利し、素晴らしい試合になることは間違いありません。昨年のパリ・オリンピックで日本はグループステージでブラジルと対戦し、僅差で勝利しましたが、その後ブラジルは決勝まで勝ち進み、アメリカとの激しい金メダル争いがとても印象に残っています」
「ブラジルは男子チーム同様、個々の選手の高い技術に加え、スピードやパワーも兼ね備えた選手が多いのが特長です。ここ数年で守備や規律の面でも新たなレベルに達しており、次回開催される自国での FIFA 女子ワールドカップでは優勝候補の一つと見なされています。このような強豪相手に2試合できる機会は非常に貴重で、スピードや技術力で私たちと似た特徴を持つチームに対して、自分たちに何が足りないのか、どんなプレーができるのかを試す絶好の機会です。また、アグレッシブな守備に対してどう対応するかも確かめる事ができます」
「来年3月にオーストラリアで開催されるAFC女子アジアカップでワールドカップ出場権を取ることが前提ですが、次回の女子ワールドカップ開催国で試合をすることで、大会本番に向けて周囲の環境や雰囲気をいち早く学ぶことができます。日本と同じように女子サッカー熱が高まり続け、世界的に素晴らしい選手たちが魅力的かつ効果的なプレースタイルを学び、ブラジルの地でなでしこジャパンがどのような戦いを見せてくれるか、ファンの皆さんにも楽しみにしていただけたら嬉しいです」
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