nadeshiko japan norway(C)Getty Images

躍進なでしこジャパン、準決勝進出の大本命に?元英代表がスウェーデン戦2-1勝利と予想する理由は…

女子ワールドカップ準々決勝へ挑むなでしこジャパン(女子日本代表)について、イギリス『ガーディアン』はベスト4進出の可能性が高いと分析した。

グループリーグを3連勝で首位通過を果たしたなでしこジャパン。決勝トーナメント1回戦では、強豪ノルウェーと対戦した。15分に宮澤ひなたのクロスからオウンゴールでリードしたが、5分後に同点に追いつかれる展開に。それでも50分、清水梨紗が勝ち越し弾を奪うと、81分には完璧なカウンターから宮澤ひなたが3点目。終盤にはGK山下杏也加のファインセーブもあり、3-1で勝利を収めた。

今大会のなでしこジャパンの躍進は世界中で絶賛されており、優勝候補に挙げるメディアや解説者も複数存在するなど、期待は膨らみ続けている。そうした中で11日、スウェーデン代表と準々決勝で激突することになる。東京オリンピック準々決勝では1-3と敗れた相手との再戦となるが、元イングランド女子代表のアニータ・アサンテ氏は『ガーディアン』で日本が勝ち上がることを予想した。

「日本と対戦したチームで、彼女たちを過小評価するチームはいない。相手は常に3選手に囲まれているような感覚に陥り、的確なパスと連携、シンクロする動きが“驚くべき”サッカーを生み出し、“お手上げ状態”を体験する。2011年大会で優勝、2015年大会で準優勝。その後は過渡期にあったが、おそらくパンデミックの影響もあり、その成長スピードは正しく評価されていない」

「池田太監督率いるチームは、今大会で最も適応力のあるチームだろう。スペインを4-0で粉砕した試合もそうだが、様々なスタイルで快適にプレーするため、抜群の安定感を持っている。そしてそれは彼女たちを決定的で、戦術的にハイレベルで賢いチームとしている。そこに大会得点王の宮澤ひなたの存在もある」

一方でスウェーデンについては、「ベスト16でアメリカを破り、豊富な経験とビッグゲームでの知識を有しているため、さらなるレベルに到達できる」としつつ、今大会で3番目に平均身長が高いこと、ヘディングで大会最多4ゴールを奪っていることなどを指摘。さらに、準々決勝進出の立役者であるGKゼチラ・ムショビッチの存在も重要だと分析した。その一方で、「最大の課題は高さのアドバンテージを有効に活かすこと。それでも、勝利のためには最高の状態が求められる」としている。

アサンテ氏は最後に「日本 2-1 スウェーデン」とし、なでしこジャパンが準決勝に進出すると予想している。大一番は間近に迫っているが、どのような結果となるのだろうか。

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