元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーがキャリア通算35個目のタイトルを獲得した。
バイエルン一筋でプレーしてきたミュラーはこれまで34のタイトルを獲得。バイエルンでは2度のチャンピオンズリーグ、13度のブンデスリーガ優勝などを経験し、今夏にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスへと移籍した。
加入直後からレギュラーに定着すると、バンクーバー・ホワイトキャップスはカナダディアン・チャンピオンシップ決勝でバンクーバーFCと対戦。ミュラーのPK弾などで4-2と勝利し、新たなクラブで初のタイトルを獲得している。
ミュラーにとっては通算35個目のタイトルとなり、元ドイツ代表MFトニ・クロースを上回りドイツで最も成功した選手に。クロースはチャンピオンズリーグで6度の優勝、7度のリーグ優勝などを経験していた。
一方で、ミュラーはクロースとの比較は完全に公平ではないと考えていると述べている。
「むしろトニが『ドイツで最も成功したタイトル獲得者』と言いたい。常に問題になるのは、これらのタイトルをどう評価するかだ。一方の選手はドイツ選手権でより多く優勝しているが、もう一方の選手はチャンピオンズリーグでより多くの優勝回数を誇る。成績は悪くないけど、それ以上でもそれ以下でもない。僕は『タイトル獲得の伝説』のためにサッカーをしているのではなく、ただピッチに立つことが好きなんだからね」
なお、MLSウェスタン・カンファレンス首位のホワイトキャップスはサンディエゴと勝ち点で並んでおり、ミュラーはトップシードとしてプレーオフ進出の可能性が高い。輝かしいトロフィー獲得記録をさらに伸ばすことを目指している。今週末はサンノゼ・アースクエイクスと対戦する。