ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、自身の将来についてコメントを残した。
昨シーズンからローマの指揮を執るモウリーニョ監督。就任初年度でヨーロッパ・カンファレンスリーグ初代王者に導くと、今季もチームをヨーロッパリーグの決勝の舞台へ導いた。しかしセビージャとの決勝戦では、先制するも追いつかれてPK戦へ。そしてPK戦1-4で敗れ、自身欧州カップ戦6度目の決勝にして初の敗戦を喫している。
そんなモウリーニョ監督だが、現行契約が残り1年に。その手腕は世界中で絶賛されており、新監督を探すパリ・サンジェルマン(PSG)が熱心に招へいに動いていることが伝えられている。今後の去就に関して注目が集まる中、セビージャ戦後に会見で以下のように語っている。
「月曜日から休暇に入るが、休暇中はそれについてだけを考えるつもりだ」
「私は残りたいと思っている。だが、私も選手ももっと報われるに値する。このために戦いたい。監督であること、コミュニケーションを取り続けること、そして何かを失った顔と言われ続けるのにうんざりしている」
「よりベストを尽くせる環境を維持したい。我々は来季チャンピオンズリーグには出場しないが、それは良いニュースだ。逆説的に聞こえるかもしれないが、まだ準備ができていない。日曜日、ヨーロッパリーグ出場権獲得に向けて勝つ必要がある」
『スカイ・イタリア』など現地複数メディアでは、モウリーニョ監督のこのコメントはクラブに対してよりサポートを求めたものとして伝えられている。ローマは4日、セリエA第38節スペツィア戦で今シーズンを終了する。
