ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが14日、ボデ/グリムト(ノルウェー1部)とのヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)準々決勝を終え、試合を振り返った。
1週間前に行われたECL準々決勝ファーストレグにおいて、敵地でボデ/グリムトに1-2と逆転負けを喫したローマ。14日、逆転での準決勝進出を目指し、ホームのスタディオ・オリンピコでセカンドレグに臨んだ。するとモウリーニョのチームは、開始直後のタミー・エイブラハムのゴールで先制に成功すると、ニコロ・ザニオーロがトリプレッタ(ハットトリック)を達成して躍動。相手に得点を許さず、4-0と勝利を収めて2試合合計5-2とし、レスターとの準決勝へ駒を進めた。
試合終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じたモウリーニョは、チームの目標達成に歓喜した。
「準決勝進出は何よりも重要だ。選手たちはインテンシティとクオリティのあるプレーを見せてくれた。1-0の場面で決まったと思った。ノルウェーで1-2と敗れた後も自信はあったし、自分たちの方が力は上であると常に感じていた。あえて言うなら、問題は(ボデ/グリムトにはグループステージでも未勝利で)4戦目にしてやっと勝てたということだろう」
「観客は最高だった。チームと一体になっているのが感じられて素晴らしい。現在、ヨーロッパの大会で勝ち残ったイタリア勢は我々だけになってしまったが、良いプレーをして勝てれば完璧だ。良いプレーをしても負ければ、気に入らない。ローマは『組織プレーと気迫で勝った』などと言われているが、このチームは言われているよりも、非常に良いプレーを見せていると思っている」
ポルトガル人指揮官は、素晴らしいパフォーマンスでチームをけん引した22歳のザニオーロに言及。持論を展開した。
「ザニオーロは売れる。彼は話題になり過ぎる。出場していても、出場していなくても、元気でもケガをしていても話題になる。ローマやイタリアのカルチョのためには、もう少し彼をそっとしておくべきだろう。今日、先発は予想されていなかったが、我々は、彼の縦への攻撃が重要になると考えていた。非常によくやってくれた」




