ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョが13日のスペツィア戦終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じて試合を振り返った。
ローマは13日、セリエA第17節においてホームのスタディオ・オリンピコでスペツィアと対戦。6分にクリス・スモーリングのゴールで先制すると、56分にロジェール・イバニェスが追加点を挙げて2-0と勝利を収め、連敗を「2」でストップした。
モウリーニョ監督は試合結果に満足感を示しつつ、選手たちのプレーに注文を付けている。
「昨日はコーナーキックの練習を20~25分ほどしていたので、CKからの2得点は良かった。また結果も気に入ったが、選手たちのプレーは気に入らなかった。すぐに試合の主導権を握って決着をつけることは難しくなかったはずだが、良いパス回しができずに何度も簡単にボールロストしてしまった。後半は良くなったが、2-0となった後も試合の決着がついた感覚はなく、最後まで相手のプレーを許してしまった」
続いて、ポルトガル人指揮官は多くの負傷者を抱える現状を嘆いたほか、試合中に飛び交うカードの多さに苦言を呈した。
「シーズン中にケガ人が出ず、カードをもらわず、疲労が蓄積しなければ、素晴らしいチームであるはずだ。万全の状態であればチームは成長し、タイトルは狙えなくても何か重要な目標を目指して競争する能力があるはずだ」
「だが、今シーズンはケガ人に加えてカードが多い。まるでローマが殺し屋のチームであるかに見えるほどだ。トップチームに豊富な戦力がなければ疲労が蓄積し、選手たちは潜在能力を十分に示すことができなくなる。(ジャンルカ)マンチーニ、(ロレンツォ)ペッレグリーニ、(ニコロ)ザニオーロ、(ステファン)エルシャーラウィらの不在は、ローマのようなチームにとって大きすぎる痛手だ」




