日本代表の森保一監督が試合後の会見で、チームのパフォーマンスを誇った。
日本はカタール・ワールドカップグループステージ第3節でスペインと対戦。前半に先制点を許したが、後半に堂安律と田中碧のゴールで逆転。2-1と見事な逆転勝利を収め、首位で決勝トーナメント進出を決めた。
森保監督は「世界最高峰の相手、難しい試合になるとわかっていました。選手たちは、我慢強く粘り強く戦って、後半はいい形で攻撃に持っていくことができました」と勝因を語った。
他会場の結果から、あと1点を奪われれば敗退が決まるという状況に指揮官は「最後の1分にドーハの記憶は出てきました」と明かす。それでも、「ちょうどその時に選手が前向きにボールを奪いに行っていました。時代が変わったんだなと…。選手たちが新しい時代を作ってくれているんだなと、残り1分30秒くらいで感じました」としみじみ語った。
また、後半途中から冨安健洋を入れ、守備を固めた采配については「迷った」としつつ、こう説明している。
「トミの力を借りて試合を締めようと思いました。前半、3人のCBがイエローを受けて、退場者が出るかもしれないと思い、決断が難しかったです。スペインが左サイドの攻撃を強めるカードを切ろうしていて、我々は守備でしっかり固めて相手の攻撃を受けて、ボールを奪って攻撃に転じる狙いで起用しました」
