現地時間1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第2節が行われ、南野拓実の所属するモナコはホームのスタッド・ルイ・ドゥにマンチェスター・シティを迎えた。
ホームに優勝候補を迎えたモナコは、南野が今季2試合目となるベンチからのスタートとなり、前線にはバログン、アンス・ファティ、アクリウシェが並んだ。
立ち上がりからボールを保持して主導権を握ったのは、ハーランド、ドク、フォーデン、ベルナルド・シウバ、ラインデルスで攻撃陣を形成したシティ。守勢の続くモナコはクリアが精一杯という我慢の時間が続く。
試合が動いたのは15分。グヴァルディオルの浮き球パスに反応したハーランドが、エリア内左でバウンドしたボールに合わせてジャンプしながらGKコーエンの頭上を越すループシュートを沈め、攻勢のシティが幸先よく先制する。
先制を許したモナコだが、すぐに反撃。18分、ペナルティーエリア手前左でボールを受けたテゼが右足を振り抜くと、コントロールされたシュートがゴール左隅へと吸い込まれ、モナコが最初のシュートで同点に追いついた。
追いついたモナコだが、22分にアクシデントが発生。ヴァンデルソンが足を痛め、ウワタラとの負傷交代を余儀なくされた。
その後もボールを保持して追加点を狙うシティに対し、モナコは自陣でブロックを築いて耐えながらカウンターを狙う。同点のまま折り返したかったモナコだが、前半終了間際に決壊。44分、オライリーの左クロスをゴール前のハーランドがゴール左隅へと頭で叩きつけ、シティが2-1と勝ち越してハーフタイムを迎えた。
後半もシティが主導権を握る中、モナコは59分、カウンターからエリア内右でボールを受けたアクリウシェが縦に仕掛けて右足で狙うも、DFの股を抜けたシュートはGKドンナルンマが驚異的な反応ではじき出した。
3点目が欲しいシティは61分にドクとロドリを下げてサヴィーニョとニコ・ゴンサレスを投入。73分には左サイドを抜けたサヴィーニョの折り返しをペナルティーエリア手前で受けたラインデルスがシュートフェイントでDFをかわして左足でシュート。完全にモナコ守備陣を欺いたが、強烈なシュートはクロスバーに阻まれた。
このままシティが逃げ切るかと思われた86分、セットプレーからゴール前に飛び込んだダイアーが頭で合わせに行くと、N・ゴンサレスの伸ばした足がダイアーの顔の位置に入り、ダイアーは顔を押さえて倒れ込む。VARとオン・フィールド・レビューの結果、モナコにPKが与えられた。このPKをダイアーが自らゴール右へと沈め、モナコが土壇場で試合を振り出しに戻した。
アディショナルタイムは7分と長めに取られたが、シティが三度勝ち越すことは叶わず。ホームで耐える時間の長かったモナコが勝ち点1を手にし、シティは連勝スタートを逃した。
■試合結果
モナコ 2-2 マンチェスター・C
■得点者
モナコ:テゼ(18分)、ダイアー(90分PK)
マンチェスター・C:ハーランド(15分、44分)
