現地時間21日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第7節が行われ、南野拓実の所属するモナコはホームのスタッド・ルイ・ドゥにアストン・ヴィラを迎えた。
リーグフェーズで36チーム中16位につけており、残り2試合に連勝すれば上位8位に入る可能性もあるモナコだが、年末から公式戦5試合で勝利がない。直近8試合でわずか1勝と苦しい状況が続いている中で、南野はトップ下で先発しプレミアリーグの難敵アストン・ヴィラを迎え撃った。
試合が動いたのは8分、右CKをゴール前のケーラーがピタリと頭で合わせると、GKエミリアーノ・マルティネスがたまらずはじいたボールをシンゴが頭で押し込み、ホームのモナコが幸先よく先制する。
先制したモナコは15分にも、ショートカウンターからベン・セギルがペナルティーエリア左から折り返したボールを南野がスルーし、アクリウシェのダイレクトシュートがゴール右隅を捉える。しかし、これはGKマルティネスが横っ飛びではじき出した。
アストン・ヴィラの反撃は37分、スルーパスに呼応したベイリーがゴール前で決定機を得るも、これはGKマジェッキが反応してCKへと逃れた。
さらにアディショナルタイム、ブエンディアのラストパスにワトキンスが抜け出す。しかし、この決定機はGKマジェッキが素晴らしい反応で触り、ゴール左へと外れた。
絶体絶命のピンチをしのいだモナコは、ロングパスを最前線で南野が収め、エリア内右で南野からのラストパスを受けたアクリウシェが決定機を迎える。しかし、右足でのシュートはゴール上へと外れ、1点差のまま試合を折り返した。
後半、追いつきたいアストン・ヴィラに対し、モナコはカウンターから追加点を窺う。49分にはヴァンデルソンの右からの折り返しをゴール前のアクリウシェがゴール右へと流し込む。しかし、これはオフサイドによりノーゴールとなった。
さらに64分、縦パスに抜け出した南野が決定機を迎えるが、ゴール前で切り返したところを戻ったミングスに奪われ、シュートを打つことができなかった。
直後、モナコはベン・セギルとカマラを下げてゴロビンとマガサを投入。すでにベイリーを下げてデュランを投入していたアストン・ヴィラも、ディニュを下げてマートセンを投入する。
前線で精力的に動き決定機にも絡んでいた南野は78分にミシャルとの交代でピッチを後にし、ザカリアもテゼと交代。終盤は1点リードのモナコが上手く時間を使いながら、アストン・ヴィラの攻撃を跳ね返していく。
アディショナルタイムの5分間でもアストン・ヴィラにゴールを許さなかったモナコが、公式戦6試合ぶりの勝利を飾った。勝利したモナコは勝点を13に伸ばし、アストン・ヴィラと並んでいる。
■試合結果
モナコ 1-0 アストン・ヴィラ
■得点者
モナコ:シンゴ(8分)




