モナコは、バルセロナFWアンス・ファティの獲得で合意したようだ。
バルセロナで神童と称えられてきたファティ。16歳でファーストチームデビューを飾ると、数々の最年少記録を打ち建て、リオネル・メッシが退団した2021年からは10番のユニフォームを託された。しかし膝の重傷を負って以降はコンディション不良に悩まされ、輝きを放てない時期が続くことに。昨シーズンは期限付き移籍でブライトンに加入したもののレギュラーの座は掴めず、バルセロナに復帰した今シーズンはわずか公式戦11試合の出場に終わった。
そんなファティだが、今夏の移籍市場でモナコ移籍の可能性が伝えられてきた。一時は交渉が停滞したことも指摘されたが、成立はまもなくのようだ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、24日に『X』で「アンス・ファティがモナコへ、here we go！買取オプション付きのレンタル移籍で、バルセロナとの取引は合意に達した。メディカルチェックは今週に予定され、明日フランスに向かう。アンスはバルセロナとの新契約にサインし、その後レンタル移籍だ」と伝えた。
またスペイン『ムンド・デポルティーボ』によると、ファティはモナコに向かう前にバルセロナと2028年夏までの新契約を締結する予定。来夏に現行契約最終年に突入するのを防ぐことが目的のようだ。また、同選手のサラリーは両クラブで折半すると伝えられている。
ファティの獲得に迫るモナコは、今シーズンのリーグ・アンを3位で終えており、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得。日本代表MF南野拓実と共闘することになりそうだ。
