宮市亮は先日のEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会の韓国代表戦で右ひざ前十字じん帯を断裂。ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリが所在するハンブルク市地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』もそのニュースに反応した。
宮市は2015年夏から昨年までブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに所属。加入直後のテストマッチで、そして2017年夏にも十字じん帯断裂と重傷を繰り返し、6年間過ごした同クラブでは最終的には公式戦80試合(8ゴール9アシスト)の出場にとどまることに。その一方で、その前向きなメンタルやスピードスターのプレーに地元ファンやメディアが魅了され、現地では高い人気を誇っている。
そんな宮市について、『ハンブルガー・モルゲンポスト』は次のように伝えた。
「前十字じん帯の断裂。まただ。2015年、2017年に続く3度目。一つだけとっても禍と言わざるを得ないが、信じられないほど感じが良く、いつも前向きなウインガーは想像を絶するほどの意志の強さでそれらを乗り越えた。ザンクト・パウリでの最後のシーズンには、2021年3月までと長期にわたった鼠頸部の負傷からもなんとか立ち直っている」
昨夏に移籍した横浜F・マリノスでのパフォーマンスが認められ、10年ぶりに日本代表への復帰を果たしていたことも紹介した同メディアだが、「そして、ここに来てまたもの試練」と唖然。「何を言えばいいのか分からないほど無慈悲で、心苦しい」とも表現し、「リョウ・ミヤイチとともに苦しむ者としては、彼には、これほど邪悪な試練を与える運命神にもう一度、もう一度だけでいいから、中指を立ててほしいと心底から願いたい」と独特な言葉でエールを送った。
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