アル・ナスルの指揮官ステファノ・ピオリが、セリエA公式ラジオ『Radio Serie A』のインタビューに応じ、古巣ミランで指導したシャルレ・デ・ケーテラーレやラファエウ・レオンらについて語った。
昨シーズン限りでミラン指揮官を退任し、現在は中東で指揮を執るピオリ。ミラノで過ごした5シーズンにおいて、才能を輝かせた選手もいれば、未開花のまま、チームを去った選手もいた。現在、アタランタの中心選手として活躍するデ・ケーテラーレは、2022年夏に補強の目玉としてミランに加入。だが1ゴールすら挙げることなく、翌夏にアタランタへと移籍した。
「私のキャリアにおいて、才能を引き出せた選手たちの方がそうでない選手よりも多い。だがもちろん、シャルレのような選手もいた。彼はいまや、みんなの話題となる選手になった。当然、私だけのせいだとは考えていない。おそらく他にもうまく行かないことが何かあったのだろう。現在は環境も良かったのか、(ジャン・ピエロ)ガスペリーニの下で機能している」
またピオリは、パウロ・フォンセカの後任として古巣の指揮官に就任したセルジオ・コンセイソンに見解を示した。
「彼は自身の中でどうありたいのか明確な考えを持っている。したがって自分のプレースタイルや指導方法、チームへの向き合い方を浸透させていくはずだ。だが全ては予測不可能だ。しかし素晴らしい指揮官だと思うので、うまく行くことを願っている」
さらにテオ・エルナンデスやレオンに言及。「2人とは素晴らしい関係があったが、私を時々怒らせていた。良い意味でも悪い意味でも試合への影響力を持つ選手たちだったからね」と明かした。元ミラン指揮官はポルトガル代表FWについて話を続けた。
「ラファは非常に頭が良く、繊細で穏やかだ。少し刺激して鼓舞し、サポートしてやる必要がある。カルチョにおいて、常に過度な批判や称賛が見受けられる。個人的には、ラファが成長を続けているように思っている。彼がトッププレーヤーになって、いつの日かバロンドールを受賞できるかどうかは分からない。だが私は常に彼を支えてきたつもりであり、バロンドールを受賞できると考え続けたい」


