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ユヴェントス王者の意地!キエーザの2ゴールで27戦無敗の首位ミランに今季初黒星をつける

現地時間6日、イタリア・セリエAは第16節が行われ、首位ミランはホームのサン・シーロに王者ユヴェントスを迎えた。

昨シーズンを含めリーグ戦27試合無敗を続け、首位で2021年を迎えたミランだが、その原動力をとなったイブラヒモヴィッチはこの大一番に間に合わず。前節退場したトナーリの代役には、負傷明けのカラブリアが中盤の位置で起用された。

一方、例年になく出遅れたスタートとなり、前人未到の10連覇に暗雲が立ち込めているユヴェントスは、前節同様にクリスティアーノ・ロナウドとディバラを同時期用。前節からは新型コロナの陽性反応で起用できないサンドロの代わりにフラボッタが入り、マッケニーではなくラビオが起用された。

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好調同士の一戦らしく、試合は立ち上がりからシュートチャンスが頻発。開始わずか2分、左サイドを抜けたフラボッタの折り返しをニアサイドのディバラが合わせる。しかし、この決定機はケアーに当たってGKドンナルンマが正面で抑える。

ミランも7分、エリア内右でボールを奪い返したカスティジェホがシュートに持ち込むが、ここはGKシュチェスニーが横っ飛びではじき出した。

ボール保持で優位に立つユヴェントスは16分、左CKからゴール前でのヘディングでの応酬が続き、最後は胸で受けたキエーザがすかさず右足ボレーで捉えると、これが右のポストを叩く。

続く18分、右サイドで仕掛けたキエーザが、カットインして中央のディバラに預けてエリア内へ。ディバラが足裏を使ったヒールパスをエリア内に送ると、抜け出したキエーザがゴール左隅へと流し込みユヴェントスが先制する。

先制を許したミランはここから攻勢に出る。22分、カウンターからレオンが一人でシュートまで持ち込むが、左足でのシュートは惜しくもゴール左へと外れる。27分には、高い位置でサイドチェンジを奪ったハウゲのラストパスをエリア内左に流れて受けたレオンがダイレクトでシュート。しかし、この決定機はGKシュチェスニーが反応してCKへと逃れた。

さらに34分、35分と立て続けにチャルハノールがペナルティーエリア手前からシュートを放つが、いずれもGKシュチェスニーの守備範囲。それでも着実にユヴェントスゴールへと近づいていくと、迎えた41分、カウンターから左サイドを抜けたレオンの折り返しを、ペナルティーエリア手前のカラブリアが右足で合わせる。ややアウト回転のかかったシュートがゴール右へと決まり、攻勢のミランが同点に追いついた。

1-1のまま迎えた後半、ユヴェントスが再び試合の主導権を握る。56分、デ・リフトの右クロスを、ファーサイドでフリーとなっていたラムジーが足元に収める。しかし、左足でのシュートは枠を捉えられず。

それでも62分、ディバラのサイドチェンジをペナルティーエリア手前右でボールを受けたキエーザが、中央に持ち出してコンパクトに左足を振り抜く。狙い済まされたシュートがゴール左へと決まり、ユヴェントスが勝ち越しに成功する。

勝ち越したユヴェントスはディバラとキエーザに代えてマッケニーとクルゼフスキを投入。一方のミランはハウゲに代えてブラヒム・ディアスを投入する。

反撃に出たいミランだが、依然として流れはユヴェントス。71分、カウンターから左サイドでボールをキープしたC・ロナウドがエリア内に浮き球のスルーパスを通す。ここに走り込んだマッケニーが決定機を得るが、シュートはGKドンナルンマが素晴らしい反応ではじき出した。

74分にベンタンクールとラムジーを下げてアルトゥールとベルナルデスキを投入したユヴェントスは、そのわずか2分後、ペナルティーエリア右からドリブルで仕掛けたクルゼフスキの折り返しを、マッケニーが押し込んで3-1と突き放した。

2点差になったミランはカルル、コンティ、マルディーニ、コロンボと立て続けに選手を投入するが、ユヴェントスもフラボッタに代えてデミラルを投入し逃げ切りを図る。5分のアディショナルタイムも含めて何度かユヴェントスゴールへと迫ったミランだが、最後のところでイブラヒモヴィッチ不在の影響を感じさせ、決定機は作れず。2点差を守り抜いたユヴェントスが、昨シーズンから続くミランの無敗記録を終わらせた。

■試合結果
ミラン 1-3 ユヴェントス

■得点者
ミラン:カラブリア(41分)
ユヴェントス:キエーザ(18分、62分)、マッケニー(76分)

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