Conceicao Juventus MilanGetty

敏腕SDが今冬のユーヴェ&ミランの補強を分析…適したプロフィールは?首位ナポリにも見解

過去にボローニャやローマ、ラツィオなどでスポーツディレクター(SD)を務めた経験を持つヴァルテル・サバティーニ氏が、イタリアメディア『Adnkronos』のインタビューに応じ、今冬の移籍市場を分析した。

ボローニャ時代の2019年には、日本代表DF冨安健洋をシント=トロイデンから引き抜いたことでも知られるサバティーニ氏。そんな敏腕イタリア人ディレクターが、今冬のセリエAのメルカート事情について見解を示した。

「冬のメルカートは、期間が短いうえに資金も少ないことが多く、取引が難しいものだ。だが今シーズンのセリエAは、どのチームも補強で修正できる余地があるため、多くのクラブが動き出してだしている。例えば、(ランダル)コロ・ムアニは、ユーヴェにとって正しい選択だと考える。ユーヴェは、ゴール前にたどり着いてゴールを挙げることに苦戦しているので、前線で何かしらの補強を行う必要がある。彼は適したプロフィールだと思うよ」

また元ボローニャの敏腕ディレクターは、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍によりFWフヴィチャ・クヴァラツヘリアを失った首位ナポリに言及。適切な代役を確保できれば、スクデット争いに影響はないとの考えを示した。

「彼の退団がリーグ戦のバランスを変えるとは思わない。ナポリが代役として即戦力となるプロフィールを獲得できれば、チームは戦力を維持することができる。クラブは、こうした取引を行わなければならない。なぜなら競争力を保つためには、資金が必要であり、キャピタルゲインを得る必要があるからだ。ある種の金額のオファーは、断ることができないものだよ」

ナポリの主力売却に理解を示す一方、アレハンドロ・ガルナチョらが候補に挙げられていることについては「クヴァラの代役候補の何人かの名前を見たが、その中に、後継者に適した選手は誰もいないように思う」と指摘した。

続いてサバティーニ氏は、ミランの補強にも言及。「ミランにはチームのレベルを引き上げられる競争力のある選手が必要だ。(指揮官セルジオ)コンセイソンに必要なのは、特に前線において(オリヴィエ)ジルーのように、パフォーマンスが保証できる確実な選手だ」と主張した。

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