ミランがチェルシーからジョアン・フェリックスを獲得したことを発表した。
2019年にクラブ史上最高額でアトレティコ・マドリーに加入したフェリックス。しかし、期待されたほどの活躍を残せなかった同選手は、2023年冬からチェルシー、バルセロナに期限付きで加入。そして、昨夏にアトレティコ・マドリーからチェルシーに完全移籍することが決定した。
しかし、フェリックスはここまでチェルシーで思うような活躍を残せない。積極補強に出た影響で熾烈なポジション争いが繰り広げられるチームの中で、同選手はここまで公式戦20試合でピッチに立って7ゴール2アシストを記録するが、リーグ戦での先発はわずかに3試合で1ゴール1アシストを記録したのみと、十分なプレー時間を得られていない。
これを受け、今冬の移籍市場でフェリックスの去就に注目が集まっている。アルバロ・モラタやノア・オカフォーが退団するミランが移籍市場閉幕を前にポルトガル代表FWの移籍でチェルシーと交渉を進め、合意に至ったことがわかっていた。
そして4日、ミランはチェルシーからフェリックスを獲得したことを発表。買取オプションの付帯しない2025年夏までの半年間の期限付き移籍になる。また、同選手は新天地で79番のユニフォームを着用することも決まった。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ミランは同選手のサラリー負担に加え、総額500万ポンド(約9億6400万円)を超える期限付き移籍金を支払うようだ。
今冬の移籍市場で積極補強を敢行したミランにとって、フェリックスはカイル・ウォーカーやサンティアゴ・ヒメネスらに続く5人目の新戦力となる。